“多事多難”な韓国映画界…異変続出・リメイク・女性映画が優勢
2018年12月03日

今年の韓国映画の観客は11月30日時点で1億人を突破した。これで韓国映画の観客は、2012年の1億1461万人を皮切りに7年連続となる億単位を記録した。海外作品を含め、今年の年間全体の観客数は1日時点で1億9千545万人であり、年末までに2億1500万人前後に達するものと推定される。
今年の年間ボックスオフィスの順位をみると、シリーズ作品が断然優勢だった。『神と共に-因と縁』(1位)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2位)、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 (3位)、『神と共に-罪と罰』 (4位)、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(5位)など、10位圏にフランチャイズ映画が7本も含まれている。さらに、原作があるリメイク映画も人気は高い。イタリアの同名映画が原作である『完璧な他人(原題:완벽한 타인)』や同名の日本映画をリメイクした『いま、会いに行きます』や『リトル・フォレスト』も反響を得た。
そういった中、今年もノンフィクション勢は強かった。昨年12月27日に公開され、最終的に723万人を集めた『1987、ある闘いの真実』をはじめ、『暗数殺人(原題:암수살인)』が379万人、『工作(原題:공작)』が497万人を動員するなど、実話をもとにした映画は一味違う感動と響きを与え、選択された。
また今年は突如主人公に躍り出た映画も多い。外国映画としては斬新でユニークな構成が目立った『サーチ』と劇場街を歓喜に染めた『ボヘミアン・ラプソディ』が代表例だ。
韓国映画では『完璧な他人』と『コンジアム(原題:곤지암)』、『The Witch/魔女』などが挙げられる。 いずれもオフシーズンに公開して、独特なテーマとジャンルを掲げて興行に成功した映画だ。
そして女性を主人公に打ち出した映画も多くの観客に愛された。新人女優のキム・ダミが女子高生と女戦士を行き来しながら演技した『The Witch/魔女』は、319万人を動員。児童虐待を扱ったハン・ジミン主演映画『ミス・ペク』は公開当時、少ない上映館数にも関わらず口コミに後押しされ損益分岐点を越えた。『ミス・ペク』のファンは、映画を支持し団体観覧を行なうなど活動を広げたことでも知られた。
