映画『また、春』出演のイ・チョンア、「母性に共感…亡くなった母を思い出した」

2019年04月17日

女優のイ・チョンアが17日に公開する映画『また、春(原題:다시, 봄)』でスクリーンに復帰した。2017年の『犯人は生首に訊け』以後2年ぶりだ。

 

イ・チョンアは事故で娘を失ったシングルマザー、ウンジョを演じた。ウンジョは絶望の日々を送る中で極端な選択をした末、逆行する時間の中を生きるようになる。毎朝目を覚ますと明日ではなく昨日と出くわし、時間が経つにつれ生前の娘と会うことになる。しかし時間旅行は続き、このミステリーの鍵を握った男性ホミンと出会う。

 

16日ソウル市鍾路区三清洞のとあるカフェで会ったイ・チョンアは「この映画は一貫して母性である」と強調した。イ・チョンアは2013年にドラマ「ワンダフル・ラブ〜愛の改造計画〜」でも母親を演じたことがある。彼女は「周辺でママになった友人と会い母親の気持ちを理解し共感した」とし「共演した子役が撮影現場で眠っている姿を見て自然と母親の笑みがこぼれた」と振り返った。

 

イ・チョンアはこの作品を撮影しながら4年前に亡くなった母親をたくさん思い出したという。

 

「学生時代に母とたくさんケンカをした。その時母が『私も母親をするのが初めてだから学んでいる途中なんだ』と言っていたが、『お母さんも娘の時があったんだ』と思い、気持ちが分かった。私が言うことを聞かなくても母は『私の人生で幸せだったのはあなたと弟を生んだこと』と話していた」

 

イ・チョンアは「母親になるのはステキなことだが今はまだ計画と覚悟が必要」と述べた。イ・チョンアは2013年から俳優イ・ギウと恋人の間柄だ。イ・チョンアは「お互いに応援しながら順調に交際中」と笑みを浮かべた。

 

劇中ウンジョは7、8年の歳月を遡る。“童顔”で有名なイ・チョンアだが、時間が経つにつれ若返る役柄は簡単ではなかった。「序盤は子どもを失う母親としてやつれて見えるようにしたが、7年が過ぎた設定からは翌日顔がむくむように夜食を思う存分食べた。日に日に撮影現場に反射板や照明も増えていきましたよ(笑)」

 

2002年に映画『リザレクション』でデビューしたイ・チョンアは『オオカミの誘惑』で人気を集め、『同い年の家庭教師2』などに出演した。15年が経っているがいまだに『オオカミの誘惑』で頬をふっくらさせた彼女を覚えている人が多い。

 

イ・チョンアは演劇俳優イ・スンチョルの娘だ。先輩俳優である父は彼女の頼もしい心の支えである。

 

「私は幼い頃から歯の矯正をしていて、ぶつぶつ喋るクセがあったがそのクセをなくすために私が20代の間ずっと、父がトランプカードを口にくわえさせた。父は『短所を一つひとつ直していくのがよい俳優だ』と言いながら『肩の力を抜け』と10年間言ってくれていた」

 

イ・チョンアは最近「全盛期みたい」と言われることについて、いまだに「ライジングスター」という言葉を聞くと首を横に振った。「全盛期は来なくてもいい」としつつ「演技は蓄積できないからつらい。いつも演技がもっと上手になりたいという気持ちだけ」と述べた。

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