女優生活33年のキム・ヘス、「女優という仕事は私にとって運命」
2019年07月01日

女優キム・ヘスは魅惑的だ。初恋の代名詞から弾けるおてんば娘、運命の女性、会社のボスに至るまで、33年間出演した数多くの映画とドラマを通じて人々を魅了してきた。
キム・ヘスは先月28日に開かれた記者会見で「女優という仕事を幼い頃、偶然始めたが、今では運命として受け入れている」と語った。今年の富川国際映画祭では「魅惑 キム・ヘス」というタイトルでキム・ヘスの女優生活33年を凝縮した特別展が開かれる。
キム・ヘスは「女優という仕事を幼い頃に始め、女優として自覚し始めたのは20代を超えてから。初めは女優という仕事が私の人生でどのような方向へ私を導いてくれるのか見当もつかなかった」と振り返った。
そして彼女は「毎回、繰り返し感じる不満足感と物足りなさを確認しなければならない苦しい過程を克服してきた。女優として感じるカタルシスに到達したいという欲望が、私を導いてくれた」「女優として感じる喜びは単純に‘喜び’という言葉で表現するには足りないくらいだ」と語った。
キム・ヘスは10代の少女だった1980年代にデビューし、40代後半の現在に至るまで常に‘トップ女優’という修飾語を手放したことが無い。
広告モデルとして芸能界デビューした彼女は、映画『カンボ』で女優活動をスタートした。10代だったが、演技を始めるや否や成人のキャラクターを担うなど、珍しいケースだった。
その後、ドラマ「思慕曲」「スンシミ」「セノよ」「一つ屋根の3家族」や映画『大人たちは知りません(原題: 어른들은 몰라요)』などに出演し演技経験を積んだキム・ヘスのターニングポイントは、映画『初恋』だった。この映画で初恋のアイコンとして人気を集め、最年少で青龍映画賞主演女優賞を獲得した。
キム・ヘスは女性中心の映画に立て続けに出演した事について、「社会的な要請があり、映画界の流れにも関係していた。一般の観客たちも劇中のキャラクターの多様性やキャラクターの比重などを巡って公平性に対する話をたくさんする。これらが企画から実際に結果物として出来上がるまでに多くの困難があった」と打ち明けた。
更に「性別を超える存在感を披露できる配役なら、私も最善を尽くして挑戦してみたいという欲望がある」と語った。
30年以上、女優生活を送りながらも、徹底的な自己管理により大きなトラブルの無かったキム・ヘスは、後輩のロールモデルとして挙げられることも多い。
彼女は「プレッシャーと責任感を感じる。私自身は後輩たちが思うほど、素晴らしかったり備わった先輩ではない」と謙虚さを見せた。
今年の富川国際ファンタスティック映画祭のキム・ヘス特別展「魅惑 キム・ヘス」は、『初恋』『タチャ イカサマ師』『10人の泥棒たち』『国家不渡りの日』など彼女の代表作10作品を上映し、これまでの映画出演について、生の声で実際に聞くマスタークラスや展示などで構成される。
キム・ヘスは「‘魅惑’は拒否できないくらい魅力的なフレーズ。女優として常に聞きたかった言葉だ」とし「これまで私が映画を通じて経験してきた時間自体が‘魅惑’でもある。今後、魅惑に対する情熱を失わないようにしたい」と語った。
