人魚姫・男妓生…偏見の壁を破る映画作品
2019年07月08日

映画界ではステレオタイプをなくす活動が盛んに行われている。典型的な男性像、女性像に反旗を翻し、性役割を変えたり、原作を超えて様々な人種を主人公に抜擢したりする映画が制作されている。大衆の動向に敏感なハリウッドがいち早くこのような変化を受け入れ、他国の映画にも変化の兆しが見られる。
最近ディズニーは実写版『リトル・マーメイド』のアリエル役にハリー・ベイリーをキャスティングした。
白人のお姫様役に黒人女優をキャスティングするのは極めて異例だ。 "新鮮"という反応もある一方、政治的正しさ(political correctness)を意識して原作を毀損するのではないかという指摘も出ている。
また、今月10日に公開される韓国映画『妓房の郎子』は朝鮮時代初の男妓生というテーマで観客の好奇心を刺激している。妓生の息子として生まれ、妓房で育ったホ・セクは廃業危機に陥った妓房「ヨンプンガク」を再生させる為に自ら妓生となり、女性たちを癒す。男装して密かに妓房を訪れた女性はホ・セクの踊りと楽器演奏にうっとり見入る。従来の時代劇では見られなかった光景だ。
この映画は性役割の変化を試みたが、コメディ映画の中で笑いの要素としての扱いに止まったのは残念な点だ。チョン・ジウク評論家は「映画の中で男女の性役割の変化はずっとあって、観客の要求で多様な姿で描かれた」としながら「しかし女性目線で映画を作ることはできず、主題ではなく素材としてだけ活用された点が限界だ」と指摘した。
