信頼できる演技職人、俳優ソン・ヒョンジュの変遷史
2019年08月01日

先月新しくスタートした水木ドラマ「ジャスティス(原題:저스티스)」で活躍中の俳優ソン・ヒョンジュ。
KBS公開採用タレントとしてデビューし29年間独歩的な演技人生を歩んできたソン・ヒョンジュの変遷史をまとめてみた。
ソン・ヒョンジュは水木ドラマ「ジャスティス」を通じ10年ぶりにKBSに復帰した。
彼は「ドラマ「ソル薬局の息子たち」が2009年度だったが、その後10年ぶりにKBSに帰ってきた。
いつの間にか制作環境が大きく変わった」と述べた。
しかしそれよりさらに話題を呼んだのは、毎回視聴者を魅了している彼の強烈な演技だ。
実にセリフひとつひとつが聞く人々の心臓を締め付けるほどである。
これまで築いてきた善良なイメージを脱ぎ捨て、家族のために悪になることにした男、ソン・ウヨンにカンペキに変身したソン・ヒョンジュン。
しかしこの演技職人にも悪役は容易ではない挑戦だったという。
ソン・ヒョンジュは「監督や制作スタッフの方は『現代版の悪魔だ』とおっしゃっているが、それを表現するために他の作品よりもエネルギーが倍増したと申し上げたい」と打ち明けた。
ソン・ヒョンジュの挑戦はスクリーンにも続く。
今月中旬に公開を控えた映画『道化師たち:風聞操作団(原題:광대들:풍문조작단)』を通じデビュー後初の時代劇に挑戦する。
演技人生初めて会った時代劇の魅力にはまったソン・ヒョンジュは、「いつも時代劇に対する未練があってやってみたかった。今回一度演じたので今後は『あと何年かは時代劇だけするのでは?』と思うようになった」というほどの情熱を見せた。
このように、ジャンルやキャラクターを選ばないソン・ヒョンジュの演技変身は昨日今日のことではない。
無名だったソン・ヒョンジュを大衆が知るようになったドラマは1996年に放送された「初恋」だ。
ソン・ヒョンジュはチュ・ジョンナムというナイトクラブの歌手役でスターダムに上り、実際にアルバムまで発表した。
過去にミニシリーズではリアルなホームレスの演技を繰り広げたりもした。
ソン・ヒョンジュはこれに対して解明したいことがあるそうで「当初は配役がホームレスではなく、運命を占う予知力がある人物として出演したと記憶している。ホームレスではないのだが…」と振り返る。
2013年からは映画『かくれんぼ』を皮切りに、さまざまな作品を通じてスリラー・キングの姿を遺憾なく発揮した。
映画『ありふれた悪事』では80年代の強力系刑事のキャラクターを演じ、第39回モスクワ国際映画祭の男優主演賞を受賞し、韓国を飛び越えた真の演技派俳優として認められるようになった。
29年間揺らぐことなく自身の道を歩んできたソン・ヒョンジュン。
おかげで、数多くの後輩たちの“なりたい先輩”として位置づけられたりもした。
韓流スターのソン・ジュンギは「今年私が一番感謝した方はやはりソン・ヒョンジュ先輩。『優しい男』を撮りながら本当に私の心の中で大きな力になった」と過去のインタビューで述べている。
演技について悩んでいたソン・ジュンギにはアドバイスと応援を惜しまない頼もしい先輩でもあった。
接点がなさそうなSHINeeのミンホには和やかでかっこいい先輩になったそうで「プライベートな場でソン・ヒョンジュ先輩と知り合ったが、私の父と4、5歳しか違わないのに『兄さんと呼んでくれ』とおっしゃったのでそうすることにした」とコメントをしたことがある。
そうかと思えば、アジアの星BoAとは芸能界の会合 “人見知り”を通じて兄妹の間柄となったといい、彼女は「ヒョンジュお兄さんは口座振替やネットバンキングのような物を知らない。それで、銀行へ行って会合の会費を直接振り込んでいる」と明かした。
BoAは過去の日本活動時にドラマ「ソル薬局の息子たち」を見てつらい時間を乗り越えたほど、ソン・ヒョンジュの長年のファンでもあった。
皆が上手く行かないと断言する時、自分を信じて走り続けた俳優ソン・ヒョンジュ。
これからも光輝くソン・ヒョンジュの演技人生に期待したい。
