『タチャ』のパク・ジョンミン「平凡な青年のような姿が私の魅力」
2019年08月29日

「私の魅力?本当に平凡な普通の顔だという点ではないだろうか?」
来月11日、秋夕(チュソク/韓国のお盆)の映画界に登板する映画『タチャ ワンアイド・ジャック(原題:타짜:원 아이드 잭)』は、以前の『タチャ』シリーズ二本とは異なり、観客と同じ時代を生きていく公務員試験の受験生を主人公に打ち出した。俳優パク・ジョンミン(32)が、この平凡な青年“ド・イルチュル”を演じた。
29日、三清洞(サムチョンドン)で会ったパク・ジョンミンは「ぴったり同じ時代の青年一人を主人公に打ち出し、現実を反映した点が新鮮だった」と出演理由を明かした。
「私が、道を歩いていても、誰も私に気づかない。(笑)そのような面が、地に足をつけているキャラクターと合っていたのではないかと思う」
これまで、映画『空と風と星の詩人 尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯』(2016)、『辺山(原題:변산)』(2018)などで、様々な青年の顔を演じてきた彼は、今回「『タチャ』は、娯楽映画なので、同じセリフでも前と違い、かっこよく聞こえるようにしたかった」と付け加えた。
以前2本の『タチャ』シリーズ映画がヒットしたぶん、プレッシャーも大きかったという。「『タチャ』シリーズのファン」という彼は、「『タチャ1』がとても好きで、『タチャ2』のオーディションも受けたが、落ちた。ところが『タチャ3』の主人公を担うことができ、感無量だった」と笑った。
「シナリオを初めて読み、やりたかったが、(出演を)決定する時は、すごく勇気を出さなければならなかった。大きな挑戦ではあるが、うまくできたら、もっと別の姿をお見せすることができるのではないかと思った。監督が映画の中で、時間が経つにつれ、男らしくハンサムになってほしいとおっしゃり、一生懸命痩せた。撮影がすべて終わり、体重を図ってみたら、最初の頃より20㎏程痩せていた。今回お見せした姿が、私の最大値のハンサムな姿だと思う(笑)」
いかさま師に生まれ変わる役を担ったぶん、ポーカーの練習にも邁進した。
パク・ジョンミンは「キャスティングされてから6〜7ヶ月間、マジシャンのサポートを受けながら練習した。観客も俳優自らがカードマジックを披露するのを見たがるだろうと思ったから」と振り返った。
劇中“イルチュル”を真のいかさま師にアップグレードしてくれる“エック”役のリュ・スンボムとの演技のアンサンブルが圧巻だ。リュ・スンボムは「パク・ジョンミンから手紙をもらい、出演を決めた」と明かして話題になった。
「その手紙は、本当はファンレターだった。“先輩を見ながら夢を育てました”と送った。現場でスンボムさんから直接演技のアドバイスを受けたことはないが、私が少し疲れた時、“そろそろ疲れてきているだろうに、やりたくないならやりたくないと言って”と言ってくださった。そのように声を掛けてくれる人が近くにいるということ自体が大きな力になった。おかげで峠を無事越えた」
若い俳優の中で、主演としてしっかりと立つ彼は 「まだ不思議だ」と謙虚な姿を見せた。
「なぜ人々は私に仕事をくれるのか、まだよく分からない。私は主演の映画を撮ることに対して、完璧に適応できていないと思う。それでもデビュー後、私がやった作品には誇りを感じる」
パク・ジョンミンは散文集「書くに値する人間(原題:쓸 만한 인간)」を出版し、作家という肩書を追加したりもした。彼は「作家という呼称は、プレッシャーだ」と述べた。
「私も年齢を重ね、考えが増えたせいか、今は書いた文を他の人に見せることが難しくなった。他人に見せるだけの文章を書けば、また本を出すかもしれないが、ペンネームで出さなければならないかなとも思う。私の名前で出すと、芸能人が出した本という修飾語がつき、一つの物差しができる。それが本当に難しい」
