パク・チャヌク、“映画『斧』のリメイク、生涯のプロジェクト”

2019年10月07日

6日午前、釜山(プサン)・海雲台(ヘウンデ)区にある映画の殿堂 野外劇場で韓国を代表するパク・チャヌク監督と、最新作『Adults in the Room』で10年ぶりに釜山を訪れたギリシャ出身のコスタ・ガヴラス監督が、共に‘コスタ・ガヴラス&パク・チャヌクの公開トーク’に参加し、対談を行った。
1933年生まれで今年86歳という年齢でも映画を作っているコスタ・ガヴラス監督は、彼が30代前半の頃に作った2作目の長編映画『Z』で大きな注目を集めた。この映画は、カンヌ国際映画祭審査委員大賞と主演男優賞、米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した。
その後、半世紀にわたり、『戒厳令』や『ミッシング』、『斧』、『ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男』など数多くの映画を手がけた。
パク・チャヌク監督は、コスタ・ガヴラス監督について「よく知っている間柄」と紹介した。
「私が生涯のプロジェクトとして必ず作りたいと思っている映画がある。タイトルは『X』だが、コスタ・ガヴラス監督が昔、フランス語で制作し、版権を持っている。私は、英語の映画として作ろうと思っているが、監督と監督夫人が私の映画のプロデューサーになった。まだ制作には取り掛かっていないが、私の代表作にしたい映画だ」と述べた。
パク監督はコスタ・ガヴラス監督の映画作品については、「果たしてこれは一人の監督が作った作品なのかと思うほど、多様で変化に富んだ作品ばかりだ」と評価した。特に『ミッシング』が一番好きな作品だと明かした。
コスタ・ガヴラス監督もパク・チャヌク監督作品について、「全て違う感受性と世界観を持っている。ヨーロッパには、このような監督はいない」とパク監督を称賛した。
今回の釜山国際映画祭アイコン部門に招待された『Adults in the Room』は、ギリシャ経済危機に関連する、2015年のギリシャ政府とヨーロッパ連合間の葛藤を映画化した作品だ。 『Adults in the Room』についてパク監督は、「とても驚いた」と述べた。
「20代の監督の作品ではないかと思うくらい、批判精神が鋭く、エネルギーと火山が爆発するかのようにぐつぐつ沸いてた。年齢を重ねると、よく芸術家らがこれも良いしあれも良い、全て理解して許すと言うが、コスタ・ガヴラス監督はまだ容赦がないということが分かったし、見習わなければいけないと思った」とコメントした。
一方コスタ・ガヴラス監督は、韓国映画について「アメリカの影響を受けず、固有の特徴がある。新しい世代から女性監督がたくさん誕生したら嬉しい。今はとても少ない」と意見を述べた。

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