「かわいい笑顔を忘れない」...花盛りの25歳でこの世を去ったソルリ
2019年10月17日

ソルリの真っ白な顔も、かわいい笑顔も、今は私たちの胸の中だ。
ガールズグループf(x)出身の俳優ソルリ(本名:チェ・ジンリ)が愛する人たちを残したまま、この世を去った。
17日午前、新村セブランス病院の葬儀場で、厳重な警備体制の中、出棺式が執り行われた。遺族と所属事務所SMエンターテイメント(以下、SM)同僚、職員は、涙を流しながら動揺を隠すことができなかったと伝えられた。
当初SMは、出棺、埋葬など葬儀のすべてを非公開で行うとしたが、遺族の意思に従い、ファンがソルリとお別れする時間を与えるため、15〜16日午後、新村セブランス病院に弔問の場を設けた。
葬儀期間中、殯所には歌手仲間や俳優たちが弔問に訪れ、悲しみを共にした。SNSでは、カラ出身のク・ハラ、パク・ギュリやユ・アイン、ホン・ソクチョン、ユン・ジョンシン、アン・ジェヒョン、シン・ヒョンジュン、ク・ヘソンなど悲報を受けた仲間の追悼文が続いた。カラ出身のカン・ジヨンは「君の笑顔をみんな忘れない」とコメントを残した。
ソルリのSNSには「とても感謝しているし、とても会いたい」、「天国でお幸せに、愛しています」、「天国でやりたいことすべてやってください」と韓国内外のファンたちの哀悼であふれた。
25歳という花盛りで短い人生を終えたソルリは、11歳の時に子役俳優としてデビューし、愛されてきた歌手兼俳優だ。
1994年生まれの彼女は、2005年SBS TVドラマ「ソドンヨ(原題:서동요)」でデビューし、2009年にSMから誕生したガールズグループ、f(x)のメンバーとして歌手生活をスタートさせた。f(x)は、「LA chA TA」、「NU ABO」、「Hot Summer」などエレクトロニック系の曲をヒットさせ、絶大な人気を誇った。
また、SBS TVドラマ「美しい君へ(原題:아름다운 그대에게)」(2012)や映画『パイレーツ(原題:해적: 바다로 간 산적)』(2014)、『ファッションキング』(原題:'패션왕)」(2014)、『リアル』(2016)に出演し、俳優活動も並行して行った。
しかし、2014年7月、悪質な書き込みやデマによる苦痛を訴え、芸能活動を中断した。 2015年8月には、f(x)を脱退し、俳優活動に専念すると伝えられた。
一人立ちした彼女は、芸能活動から遠のいたが、昨年10月に単独リアリティー番組「ジンリ商店(原題:진리상점)」を通して寂しく、辛かった過去を打ち明けた。当時、彼女はf(x)を脱退した経緯を説明し、対人恐怖症とパニック障害を患ったと告白した。
今年に入り、6月には全曲作詞作曲に参加したシングルアルバム「Goblin」をリリースし、8月には「親友」であるIUの主演ドラマにも特別出演した。
また、スターが悪質な書き込みに対する本音を明かすという内容の番組のMCを担い活動しており、映画『ペルソナ』シーズン2でスクリーンカムバックも控えていた。
ソルリはSNSで何百万人ものフォロワーを抱える「インフルエンサー」でもあった。SNS上に大胆な露出の写真を公開するなど、自由奔放な姿を見せ、よく議論の的になった。
いつも言動に注意する典型的なガールズグループのメンバーとは異なり、自身の信念を明かすことにはばからないため、悪質な書き込みに苦しめられたりもした。彼女は、SNSや番組を通して「ブラジャーは健康にもよくない、ただアクセサリーであるだけ」と「女性のノーブラ権利」を主張した。
最近、堂々とした姿で活動に積極的だったソルリが14日、京畿道の自宅で死亡した状態で発見され、芸能界はもちろん、社会に衝撃が走った。
特に彼女が、生前苦痛を受けた悪質な書き込み文化を非難する声が大きかった。青瓦台(韓国の大統領官邸)国民請願掲示板には、インターネット実名制を復活させようという請願も上がってきた。一部のメディアの過度な報道も問題視され、ネットユーザーの批判を受けた。
ソルリは9月にデビュー14周年を迎え、SNSを通してファンに向けた直筆の手紙を公開した。
この手紙で彼女は、「いつも誰かの助けを受けながら生きてきた。彼らのおかげで笑い、勇気を出すことができた。人生は私一人では生きていくことがないのだと思った。多くの人が私のそばにいて、大切な時間も、すべて一緒に作った」と書いた。
また、「私は皆さんに温かさを伝えることのできる人になりたい。皆さんに感謝の言葉を伝えたいし、これからもどんな時もよろしくお願いします」と伝えた。
悲しいことに、この手紙が、ファンへの最後の手紙となった。
