イ・ヨンエ、主演映画『私を探して』がまもなく公開、「俳優のやりがいは現実を人々に訴え知らせること」
2019年11月20日

「映画の中で児童虐待の部分で苦悩したが、現実は私たちの想像以上に残忍なので、これを知らせる過程が必要だと思った」
今月27日に公開する映画『私を探して(原題:나를 찾아줘)』で失った息子を探す母親役で14年ぶりにスクリーンに復帰する女優のイ・ヨンエが映画の意味についてこのように述べた。
イ・ヨンエは19日ソウル広津区(クァンジンク)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)で行われたマスコミ試写会後の記者懇談会で「現実を伝えながら人々にメッセージを与えることも俳優の立場ではやりがいだった」と明らかにした。
『私を探して』は失踪してから6年が経つ息子を見たという連絡を受け、見知らぬ場所を訪ねるジョンヨンの物語を描いたスリラーだ。村の人々が何かを隠しているこを直感したジョンヨンは諦めずに真実を探し始める。
イ・ヨンエはジョンヨンを演じながら、息子を失ってしまった悲痛な心情から切実な母性愛、事件の真実に突き進む強靭さまで、出し惜しみをすることなくさまざまな姿を見せてくれる。
イ・ヨンエは「作品をまた観たら、あんなにつらい場面をどのように撮ったのだろうと思う」とし「作品がよかったので俳優として臆することなく飛び込んでいった」と振り返った。
前作の『親切なクムジャさん』(2005)でも母親役を演じた彼女はこれまで実生活でも母親になったという点を、違いとして挙げながらも「『親切なクムジャさん』での母性愛との違いを見せようとは思っていなかった」とし「『私を探して』には母性愛だけでなく、他のエピソードも多い」と述べた。
それとともに「母親になってみたら、子どもを失った感情がとてもつらく悲しくて、撮影現場で大変だった。前のめりにならず節制した演技をしようと思った」と強調した。
ジョンヨンと対立する村の人々のリーダー格である警察のホン警長はユ・ジェミョンが演じた。
彼は自身が演じた役柄について「他人の痛みと苦痛に共感できない大人たちに対する描写だと思う」とし「事実に基づいた悪役を作りたかった」と述べた。
映画を観ると実際の事件の数々が頭の中に思い浮かぶが演出を務めたキム・スンウ監督は「普遍性の中で想像して作った。実際の事件からモチーフを得ることはなかった」と一線を画した。
