ソンフンからBTSまで、韓流だからこそ実現できるスターとファンが考え行動する慈善活動

2019年11月22日

「右手のやることを左手に知らせてはならぬ」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。「良いことを人に知らせず、静かにしろ」という意味である。
しかしそんな言い伝えも、今ではもう昔話になったようだ。最近は自分の善行を自ら発信する新しい文化が生まれている。
今年の夏に韓国で行われたマラソン大会「アイスバケツチャレンジラン」の会場では、最近、バラエティ番組など通じて人気が急上昇している俳優のソンフンとボーイズグループPENTAGONのメンバーのホンソクもこのイベントに参加した。
このイベントの主催者であり、"善行のアイコン"で知られる男性ヒップホップデュオJinuseanのションは「私たちとともに希望の絆をつないでいきます」と感想を明かした。
昨年からアイスバケツチャレンジとマラソンを合わせた寄付イベントを開いているション。
アイスバケツチャレンジとは、氷水が体に触れた瞬間に筋肉が硬直されることを通じて、ルー・ゲーリッグ病の苦痛を少しでも理解するため、2014年にアメリカで始まったキャンペーンである。
指名を受けた人は24時間以内に氷水を浴びせられたり寄付金を払わなければならない。
このイベントでは昨年のションをはじめに、俳優のパク・ボゴムやチョン・ウソン、女性お笑いタレントのパク・ナレなど数多くのスターたちがリレーを続けて行っている。1か月間で1万人を超える人々が参加し、およそ9億ウォン(日本円で9000万円)に達する寄付金が集められた。
ションは「今年は1130人が集まり、アイスバケツチャレンジの世界記録を立てた」とし、「ルー・ゲーリック病を患う方々にとって小さな一歩を踏み出せば、さらにもっと幸せな生活に繋がるのではないかと思っている」と述べた。
ちなみに同日のイベントで達成された募金額は4200万ウォン(日本円で4200万円)に達し、人々を驚かせた。
今年4月に発生した江原道(カンウォンド)の山火事に、女性ソロ歌手のIUが1億ウォン(約1000マ年)の義援金を寄付した事実が知られ、その後も俳優のイ・ビョンホンや女優のユン・セア、SUPER JUNIORのヒチョルなどスターたちの寄付が相次いだ。
一部の芸能人のファンたちも、自発的に寄付リレーを続けており、さまざまな方面からの温かい心が加わり、1日で21億ウォン(日本円で2億1000万円)の義援金が集まった。
さらに韓流スター、イ・ミンホはファンとともに寄付活動に乗り出した。
イ・ミンホは2014年から、寄付活動プラットフォーム「PROMIZ」を開設してファンたちと一緒に分かち合う活動を続けている。
中小企業とのコラボレーションで製品を販売し、収益金を集めて寄付し、欠食児童や環境保護のためのさまざまなキャンペーンを繰り広げている。
スターたちのこのような活動について財団法人「ChildFund Korea」のイム・シンヒョクマーケティング本部長は「ファンが社会問題や公益事業に一緒に参加する契機になった」と評価する。
影響力というと,、グローバルスターのBTS(防弾少年団)は2017年11月にユニセフ韓国委員会と協約を交わし、「真の愛は自分自身を愛することから始まる」という意味のグローバルキャンペーン、「LOVE MYSELF」を繰り広げている。
メンバーのSUGAは「社会に少しでもポジティブな影響を与えることが何かと悩んだ。そんな悩みが『LOVE MYSELF』キャンペーン'で始まった」と説明する。
全世界に厚いファンダムを有したグループらしく、彼らの善行にファンたちの参加で、24億ウォン(日本円で2億4000万円)を超える累積寄付金を達成した。
このようなスターたちの行いで変化した文かがもう一つある。日本の公演などでもよく見られる「米輪」文化だ。
これはファンたちが高価なプレゼントの代わりに寄付が可能な米と花輪を贈り、記念日にはスターの名で福祉財団に後援するなど、社会参加型のファンダム文化が形成されたのである。
大衆文化評論家のチョン·ドクヒョン氏は「寄付ということ自体が実は過去には重く感じられた」とし「楽しく寄付できる方法の一つとして一般大衆にも『ああ、私もああいうのを一緒にやりたい』'という気持ちにさせるような結果的には社会全体が良い方向に進めるようになるだろう」と位置付けた。
「喜びを分かち合えば倍になる」という言葉のように、いくら分かち合っても温かい心は減らないものである。
このようなスターたちの善行文化が今後の韓流にとってさらなる誇りとなるだろう。

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