映画『白頭山』に出演のハ・ジョンウ 「災害映画の中の不真面目な人物に惹かれた」

2019年12月23日

韓国映画界を代表する俳優であり、「最年少1億観客」(これまで出演した映画で、累積観客動員数1億人を突破させた最年少俳優)のタイトルを持つ俳優ハ・ジョンウが、今度は白頭山の火山爆発を防ぐために孤軍奮闘するキャラクターを演じる。今月19日公開された映画『白頭山(原題:백두산)』でだ。
公開翌日、鍾路区(チョンノグ)三清洞(サムチョンドン)で会ったハ・ジョンウは「白頭山の爆発という素材自体がおもしろそうだと思った」と話した。
ハ・ジョンウが演じたチョ・インチャンは、白頭山爆発を防ぐための秘密作戦に送り込まれた韓国の爆発物処理班大尉だ。除隊目前に、作戦チームの技術担当として、北朝鮮に行くことになる。作戦のキーを握った北朝鮮要員リ・ジュンピョン(イ・ビョンホン)に出会い、共に白頭山爆発を防ごうとする。
ハ・ジョンウは、チョ・インチャンを映画『ザ・ロック』(1996)のニコラス・ケイジに例えた。
「チョ・インチャンの不真面目で、ネジがはずれたような人柄が興味深かった。戦闘兵ではなく、技術兵なのに、戦闘に立ち向かう。不慣れで怖がりながら右往左往する姿を最大化しながら表現していこうとした。その中でリ・ジュンピョンに出会い、一緒に様々な経験をし、チョ・インチャンも成長していく」
リ・ジュンピョンを演じたイ・ビョンホンとは初共演となる。ハ・ジョンウは、イ・ビョンホンについて「恐ろしいほどに完璧な方だ」と評価した。
「私がビョンホンさんに電話をかけた時の事。私はビョンホンさんと『白頭山』をやりたいと言った。ビョンホンさんのことは幼い時から見てきて、「スーパー大スター」というイメージだったが、いざご一緒してみると、ビョンホンさんの人間らしさをたくさん感じた。演技をする時は、パワーがみなぎっている。20〜30代のような情熱を感じると言うか。その情熱までも計算されているかのようで、恐ろしいほどに完璧だった」
二人の呼吸は、装甲車でセリフのやりとりをする中盤のシーンで光を放つ。ハ・ジョンウは「このシーンのセリフはほとんどアドリブだった」と明かした。
チョ・インチャンは、韓国に臨月の妻がいるという設定。彼の妻ジヨンは、歌手兼俳優のペ・スジが担った。ハ・ジョンウがジヨン役にペ・スジを推薦したという。
インチャンとジヨンのラブラブぶりをアピールする序盤のシーンでは、「あまりにも照れくさく、気まずかった」とハ・ジョンウは笑った。
「ジヨンがインチャンの頬っぺたをつまむシーンでは、本当に照れくさくて耳まで真っ赤になった。そして、ジヨンを呼ぶニックネームが「キューティープチ(cutie petit)」だったが、そのニックネームも実は嫌いだった(笑)。私がこれまで男性とばかりと共演したせいかもしれない」
『白頭山』は、同時期に公開される韓国映画よりも莫大な制作費が投入されている。公開初日には、45万人を動員し、ボックスオフィス1位でスタートした。ヒットの見込みは十分ある。
ハ・ジョンウは、「CGで表現することができなかったシーンは、オープンセットを作り、実際に撮影した。北朝鮮の街並みのようなものは、作ったものだ。エキストラやスタッフたちも他の映画と比べて2倍多かった」と説明した。
「公開初日のスコアには、まず感謝する。後半の作業も大変で、準備期間も長くかかった映画だった。もちろん、完璧な映画ではないだろうが、私もやはりヒットすることを願っている。主演俳優だから、ヒットに対するプレッシャーと責任はいつも感じている」
『白頭山』がまだ公開されたばかりで、忙しい日々を送るハ・ジョンウ。現在『ボストン 1947(原題:보스턴 1947)』を撮影中で、来年2月には映画『クローゼット(原題:클로젯』の公開を控えている。彼は「来年には、モロッコとドミニカ共和国で撮影をしなければならない。その後は1年くらい休んだ方がいいかな」と笑った。
映画『いつか家族に』(2015)で演出の才能も披露した彼は、監督としての意欲も捨ててはいない。
「演出の魅力は、シナリオを書きながら思う存分想像力を広げることができるという点。クリエイティブな作業で感じる楽しさがある」

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