イ・ヒジュン、映画『南山の部長たち』の役作りのため3か月で25㎏増量、「驚くべき経験だった」

2020年01月17日

「映画を観ながら手がしびれた。それだけ緊張感が大きかったということだ…」
映画『南山の部長たち(原題:남산의 부장들)』(ウ・ミンホ監督)でイ・ヒジュンは登場と同時にため息をもたらす。シャープさは影も形もなく、ふくよかに変わった外見のおかげだ。
『南山の部長たち』は1979年、第2の権力者と呼ばれた中央情報部長キム・ギュピョン(イ・ビョンホン)が大統領暗殺事件を起こす前の40日間の物語を描いた作品だ。
イ・ヒジュンが演じたキャラクターは当時の大統領府の警護室長クァク・サンチョンで、実在したチャ・ジチョルをモデルにした人物だ。彼は役のために3か月で25㎏を増やし、体重100㎏の巨体に変身した。日頃から厳しい体重管理を行う彼にとって体を肥えさせるのは大きな挑戦だった。
16日、ソウル鍾路区(チョンノク)三清洞(サムチョンドン)で会ったイ・ヒジュンは「私は自分自身にお腹が出てもいいんだと心理的に許可する時間が必要だった」と振り返った。仏教信者である彼は寺に足を運び「108拝修行(108の煩悩を断ち切るために108回仏に頭を下げること)」を行い心を空にしたと述べた。
そして「決心した後からはまずたくさん食べて、運動をたくさんした。食事をした後にピーナッツバターをいっぱい塗ったトーストを食べたりした。太ると声のトーンも低くなり、歩き方も変わり、セリフを一息で言えないほど息が詰まった。俳優として驚くべき経験だった。まるでよくできた仮面を被ったようだった」と説明した。
そのように増やした体重は撮影が終わった後3か月で再び落とした。グラビア撮影を目標に体重減量に邁進し、終盤の半月ほどはジムの前にある考試院(コシウォン、簡易宿泊施設)に入り1日4回は運動に励んだという。
イ・ヒジュンは外見の変化以外に、人間の内面を理解することにも全力を注いだ。クァク・サンチョンは劇中“パク・トン”の存在を信念のように思い、忠誠する人物だ。大統領府の安保のためなら都心で戦車を運行するほどの恐怖警護を実施する。そうかと思えば、中央情報部長のキム・ギュピョンとは忠誠競争を繰り広げ、ことあるごとにぶつかる。
イ・ヒジュンは「クァク・サンチョンは自分がやる仕事が国と閣下のためのことだと100%確信する、ある意味純粋な人物だと思う。そのような信念に集中した。初めて台本を読んだ時は、こんな人が果たしているのだろうかと思ったが、撮影を終えた時は『そんなこともあり得るよな』と理解できた」と述べた。そして演技のために「両極端にある資料をすべて調べてみた」と語った。
そして彼は「映画を通じて世の中や人間を見る視点も少しずつ変わることができるというのが俳優の一番の恩恵だと思う。私がこの作品をやらなかったらクァク・サンチョンのような人物を理解しようとすることもなかっただろう」と打ち明けた。
韓国芸術総合学校出身のイ・ヒジュンはドラマ「棚ぼたのあなた」(2012)で高い人気を博し、映画『麻薬王』や『虐待の証明/ミス・ペク』などで幅広い演技を見せた。彼は次回作に1990年代第のコロムビア移民たちの話を描いた映画『ボゴタ(原題:보고타)』にキャスティングされている。

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