ホン・サンス監督の新作映画『逃げた女』、ベルリン国際映画祭で公開…恋人キム・ミニも出席
2020年02月27日

ホン・サンス監督の新作映画『逃げた女(原題:도망친 여자)』が25日(現地時間)、ドイツのベルリン国際映画祭で公開された。
今年の第70回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に招待された『逃げた女』は、ホン監督と恋人のキム・ミニが7回目のタッグを組んだ作品だ。
ホン監督やキム・ミニ、そしてソ・ヨンファが映画祭に出席した。
ホン監督はこの日開かれた記者会見で、映画の始まりについて「撮影を開始する時は、構造やストーリーに対する全体的なアイデアなしで始める。私がしたいいくつかの素材から始めて、その次に何が起こるのか、どのように反応するのか、その反応から何が出るのかを見る」と述べた。
続いて「人生は、ある一つの概念にまとめることはできないもの」とし「私は映画を製作する時、すべての概念やジャンル、テクニック、効果などを排除する。そして自分自身を解放し、信じる」と語った。
タイトルである『逃げた女』の意味については、「まだ何なのかを決定できていないし、断定したくない」と話した。
キム・ミニは、「監督が書いてくださったままをきちんと覚え伝えると、意味ある演技をすることができる」とし「もし意図から離れた時は、監督がきちんと指摘してくださる」とホン監督に対する信頼感を表わした。
そうしながらも「現場で俳優同士、話し合ったりもする。そうすることでお互いの反応や、新たな感情が生まれる。集中して状況を把握し演技すると、自然に感情が生じて変化ができる」と述べた。
『逃げた女』は、結婚後一度も離れて過ごしたことがなかった夫が出張に行っている間、約束していた2回の出会いと1回の偶然の出会いを通して過去の友人3人と会うことになる主人公“カムフィ”の姿を描いた。
キム・ミニとソ・ヨンファだけでなく、ソン・ソンミ、キム・セビョク、クォン・ヘヒョらも出演した。
同作品に対して海外メディアからは、概ね好評だった。
ハリウッド・リポーターは「刺激的で、コミカルなだけでなく、自分が特に何かを言及していないと思っている時、実際はどんな言葉を発しているのか、真に考えさせられる」と映画を評価した。
Varietyは「女性間の相互作用を率直に、いきいきと表現した。まさにホン・サンス式“人生の3ピース”」と賞賛した。
また、Screen Internationalは「『逃げる女』は関係の力学や性役割を価値ある形で思い起させる」と表現している。
