映画『パラサイト』モノクロ版、韓国で今月末に公開へ…新型肺炎の影響で新作公開が及び腰の理由とは

2020年04月08日

ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族(以下、パラサイト)』のモノクロ版が韓国で今月末に公開される。
新型コロナウイルス感染症の拡散の影響で、これまで延期されていたその他の韓国映画も公開されるのか注目される。
配給会社CJ ENMは8日、『パラサイト』のモノクロ版を今月29日に公開することが確定したと明らかにした。
モノクロ版は当初、2月末に披露する予定だったが、新型コロナウイルスの事態により延期された。海外ではすでに公開され、5月からインターネットやVODサービスが始まる。これにより韓国での公開をこれ以上見送ることができなくなったのだ。
あわせて韓国映画の新作不在で観客がますます減る状況も考慮した。
CJ ENMは内部的に、5月末に『盗掘(原題:도굴)』、6月末に『ただ悪から救ってください(原題:다만 악에서 구하소서)』、7月末に『英雄(原題:영웅)』を公開するとラインナップを組んでいる状況だ。
CJ ENMの関係者は「新型コロナウイルスの状況などにより公開が変更される可能性もあるが、できるだけ毎月新作を公開しようと思う」と述べた。
しかし新型コロナウイルスの影響がいつ収束するか分からないため、他の映画作品は公開を決められず様子ばかりうかがっている状態だ。
すでにマーケティング費用を使い切った女優のシン・ヘソンとペ・ジョンオク主演の『潔白(原題:결백)』、ソン・ジヒョとキム・ムヨル主演の『侵入者(原題:침입자)』なども依然として公開日を決められずにいる。
映画界関係者は「中級規模の韓国映画が1本ぐらいは公開され、突破口を開かなければならないが、誰が“猫の首に鈴を付ける”かお互いの様子ばかりうかがっている」と伝えた。それもそのはず、最近の劇場全体で1日当たりの観客は、統合ネットワークの集計が開始されて以来、最低の1万人台に下落した。公開しても損益分岐点を超えるのは容易でない状況だ。
別の映画界関係者は「もし公開してから映画館で新型コロナウイルスの感染者が発生し、客足が途切れたらマーケティング費用を再び無駄にすることになる」とし、「マーケティング費用の支援などがあれば、多少公開を考慮することができる」と述べた。
韓国政府は今月1日に▲映画発展基金賦課金(チケット価格の3%)一時免除▲上半期に公開が延期または中止された映画20本以上を対象に公開マーケティング支援などの映画界支援方案を打ち出した。
しかし賦課金を全額免除するのか、部分免除なのか、どんな作品にどれだけのマーケティング費用を支援するのかなどはまだ決まっていない。映画発展基金の用途を直ちに変更し、緊急支援資金として執行してほしいという映画界の要求も「関連象徴と協議が行われなかった」と難色を示している。
映画界関係者は「支援はスピードが重要なのに、すべて倒れた後に支援するのか」とし、「映画振興委員会に対して現場の映画関係者たちの不満の声が高い」と述べた。
これに対して映画振興委員会側は「関連省庁と協議し細かい実行方案をまとめており、近く発表する予定」とだけ明かした。

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