FIESTAR出身イェジ、ブランクを経て再開した音楽活動…“狂犬”だった私も「いまだに健在」

2020年04月21日

「めまいがする気持ちで元の場所を歩いても/Now I know, now I know / Now I know, I'll still carry on」
FIESTAR出身で女性ソロ歌手のイェジが2年9か月のブランクを経て、今月1日にリリースしたシングル「My Gravity」のワンフレーズだ。
ガールズグループFIESTARとして活動していた彼女はグループの解散とともに休止期間を設け、実際に作詞した「My Gravity」にこれまでの自伝的ストーリーを盛り込んだ。
歌詞のように新しい一歩を踏み出したイェジに最近、江南区(カンナムク)・清潭洞(チョンダムドン)でインタビューを行った。
彼女に「もう一歩進んだような感じがするか」と尋ねると、「“一歩半”くらい進んだようだ」と答えが返ってきた。
イェジは「元の場所に長い間とどまっていたが、実は私にはその時間がとても必要だった。完全に自分のための時間を設けたことがあまりなかったので休みの間、心から楽しく過ごした。そのような時間を過ごしたので、もう半歩進むことができたと思う」と述べた。
昨年7月ごろに新事務所に移籍したイェジは「My Gravity」に続き、今年3月初旬に新曲「HOME」を披露。
ラップサバイバル番組のラッパーとして鋭いラッパーとして名を馳せたが、今回のカムバックでは感性的なボーカリストに変身し新しい挑戦をした。
彼女は忘れてしまった自分の姿を休みの間に探し求めた話を盛り込んだ「My Gravity」の意図が身に染みたという話を聞いた時、「一番うれしかった」と述べた。
彼女は「DM(SNSのダイレクトメッセージ)や手紙で私に悩み相談をされる方がいる。人々はお互いに違う環境にいるが、皆似たような悩みを抱えて生きている。それをうまく表現したかった。そんな中で『My Gravity』を聞き、癒されているという反応をたくさんいただき、本当にうれしかった」と振り返った。
後続シングル「HOME」は叙情的な雰囲気にエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)が加わった曲で、音楽番組の活動を通じて本格的にパフォーマンスを披露。
彼女は「最初のステージは緊張していたようだが、2回目からは『ああ、やっぱりステージは面白い』という気持ちになった」と伝えた。
かなりの“インドア派”だという彼女は、「休止期間に1年間ずっと家で休んでいたため、“家”というキーワードでぜひとも作業をしてみたかった」と説明。最も気楽に休める場所の“家”になぞらえ愛というテーマを解き明かした。
2015年にサバイバル番組でイェジを知った人ならこのような新しい姿が見慣れないかもしれない。当時の彼女は自分のことを楽曲「Crazy Dog」からちなんで“狂犬”だと公言するなど、大胆かつストレートな歌詞で大衆の記憶に残った。
強いイメージに対する思いを尋ねるとイェジは自分のことを指差しながら「相変わらず“その当時の私”もここにいる」と笑みを浮かべた。
さらに「23歳のイェジの一部を盛り込んでくれた番組なので有難く感じ、私がやりたい音楽をするのが自由であるように、私のことを見るのも自由だと思う」と付け加えた。
彼女は「何かが変化した、あるいは変化しなかった、というよりは依然として“私は私”」だと述べた。
イェジは「私は『Crazy Dog』を書いた時、どんな気分だったのか考えてみたが、その時の私の怒りが本当だったので視聴者の皆さんの心に響いたと思う。多くの方が鋭い歌詞を好んでくださるからといって、怒りもないのに怒りを無理に引き出して歌詞を書いても、心に響く気がしなかった。私がその時、その時に感じた出来事を盛り込んだ歌詞を必ず書かないといけないと思った」と説明。
「Crazy Dog」の歌詞から感じられる負けん気は、彼女の成長過程を聞くとうなずける面もある。
江陵(カンヌン)出身の彼女は14歳の時からダンスを始め、バッグアップダンサーとして活動した。そして週末、1人で高速バスに乗りソウルに上京しステージに立った。元々始めたポジションはボーカルだったが、名前はラッパーとして伝わった。
彼女は「無名の時間が長かったので『チャンスはいつ来るか分からない、銃弾をきちんと作っておけば銃が来た時に撃つことができる』ということを繰り返しながら過ごした」と述べた。
ソロとして“できることは力の及ぶところまで全てやってみたい気持ち”というイェジは次のアルバムも準備している。
ニューアルバムで“スパイシーさ”を準備していると先月のショーケースで伝えた彼女は、「Crazy Dog」の時とはまた別の強い面が見られそうだと教えてくれた。
今回のカムバック活動では新型コロナウイルス感染症により、ファンミーティング中止などファンに直接会うことができなかった。彼女はファンに会えないのが残念だった言い、「整理がつき次第、いいアルバムでお目にかかりたい」と強調。
最後にイェジは「私にとってファンはとても大切で力になる存在なので、私もファンにとって休むことができる休憩所みたいな人になれたらという思いだ。私にはブランクが必要でしたが、ファンにとっては約束のない時間だったので、今年は本当に牛のように働くつもりだ」と機転を利かせた抱負を明かした。

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