「週末ドラマのヒットメーカー」、「韓国国民の父」チョン・ホジン…過去に担った父親役一挙ご紹介

2020年04月23日

家長的な父親から邪魔者扱いされる父親まで、ドラマを見ると、様々な父親像が出てくる。韓国ドラマに登場する父親役といえば、誰が思い浮かぶだろうか。
今日は「韓国国民の父」と呼ばれるチョン・ホジンをご紹介したい。これまで担ってきた様々な父親姿を振り返っていこう。
まずは、週末ドラマ「一度行ってきました(原題:한 번 다녀왔습니다)」で担った父親“ソン・ヨンダル”役だ。劇中「スクルージ(“スクルージ ~クリスマス・キャロル~”の主人公でとてもケチ)」も顔負けのケチっぷりを披露する。
自身のこどもからしっかりと生活費を巻き上げるのは日常茶飯事。お小遣いをもらおうなんてもってのほかだ。
しかし、末娘の結婚が破談になった時は、ひたすら励ましの言葉をかける暖かい父親だ。
「KBS週末ドラマのヒットメーカー」と言われるほど、彼への信頼は厚い。そのため、同作品に彼がキャスティングされた時は、放送前から人々の期待を集めた。
同ドラマの製作発表会の時、彼は「過大評価していただき、恐縮だ。今回も良い仲間たち、とても素晴らしい作家さんと監督と共にするので、もう一度私も頑張ろうと思う」と述べた。
今回の作品もやはり、チョン・ホジンの底力を通して、視聴者をひきつけるのに成功した。
チョン・ホジンが俳優として脚光を浴びるようになったのは、KBSの長寿農村ドラマ「なつめの木 愛に包まれたよ(原題:대추나무 사랑걸렸네)」の時からだ。
短気な性格で、近所の人と度々ぶつかる“ファン・デチョル”を演じた。
このドラマで彼は、第28回百想芸術大賞のTV部門・新人演技賞を受賞し、その実力を認められた。
以降、様々な作品に出演し、味ある演技で力強いキャラクターを表現してきた。
このようなチョン・ホジンが俳優人生の転機を迎えたのが、KBSの週末ドラマへの出演だ。
こどものためならすべてを投げ出す献身的な父親像を見事に表現し、「韓国国民の父」と呼ばれるようになった。
代表作は、2012年に放送されたKBS週末ドラマ「いとしのソヨン」だ。同ドラマは、視聴率45%をたたき出し、国民ドラマと呼ばれた。
劇中チョン・ホジンは、貧しい生活と妻の突然の死で、娘に恨まれる父親役を演じた。
特に、こっそり結婚する娘を、式場で息をひそめながら見つめる父親の姿は、同ドラマの名場面として記憶されている。
当時、娘役として出演したイ・ボヨンもリアルなチョン・ホジンの演技に引き込まれたという。
「胸が張り裂けそうな程苦しかった。とても悲しくて、自分が出ているそのドラマを見ることができなかった」
イ・ボヨンは当時の様子をこのように振り返っている。
そして、2017年の最高の話題作「黄金の私の人生」で、彼はもう一度父親役を見事にやってのけた。
「ご飯はしっかり食べて。仕事を休まないといけなくなったら父さんに電話しろ。父さんがお金を持っているから」
そっけない娘たちにも限りなく愛を注ぐ父親の姿に、多くの視聴者が胸を熱くした。
娘役を担ったシン・へソンは「胸が痛むシーンがとても多かった」と振り返った。
また同じく娘役を担ったソ・ウンスも「父さんと演技したシーンは全部、涙が出た」と明かした。
当時、チョン・ホジンは病人を演じるため、食事を抜くほど役作りに注力したという。
その甲斐あって、デビュー34年目にして初めてKBS演技大賞で大賞を受賞した。
ここまでくれば、“KBS週末ドラマ+チョン・ホジン=成功”という方程式が成り立つのは不思議ではない。
現在放送中の「一度行ってきました」がチョン・ホジンのもう1つの代表作になることを願う。

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