「学校」のチャン・ヒョクから「ドリームハイ」のスジまで、“スター伝説”が誕生したKBSの青少年ドラマ
2020年05月15日

チャン・ヒョク、ハ・ジウォン、スエ、コン・ユは共通点がある。それは皆、思い出のドラマ「学校」シリーズが輩出したスターという点だ。
彼らが出演した「学校」は青少年の成長ドラマの代名詞となり、「ドリームハイ」や「成長ドラマ#(パンオリム)」などがKBS青少年ドラマの系譜を引きついでいった。この作品たちもまた数多くの青春スターたちを誕生させている。
今回はそんな顔ぶれに迫っていこう。
学園ものといえばまずドラマ「学校」を思い浮かべる方も多いと思うが、本シリーズは1999年から2017年まで計7本が制作され、新人俳優を発掘した“スター登竜門”とも呼ばれている。
第1シリーズではチャン·ヒョクが強烈な反抗児の演技で人気を集めた。
イ·チャンフン演じるイ·ジェハ先生が「俺はお前の担任だ。知るべき権利がある」と問題を起こしたチャン・ヒョク演じるカン·ウヒョクに詰め寄るが「学校で習った通り言っても聞かないヤツなのでムカついて殴りました」と突っ張る迫力のシーンもあった。
同じクラスの生徒役で出演したペ·ドゥナやチェ·ガンヒも今は有名な女優になった。
次のシリーズでも、多くのスターが生徒役を務め、キム·レウォンが反抗児キャラクターの系譜を引き継いだ。
彼が演じたイ・ハンは「バスケやりに来たのか?どうだ、1本やろうか。お前たち金持ちらしいな。賭けバスケなんてどうだ?」と屈折したキャラクターだ。
バスケットボールの有望株であったが負傷した後、人生にさまよう生徒の姿を見事に表現した。
イ·ドンウクは復学生として出演した。
イ·ドンウクが演じたイ·ガンサンは「今度の期末試験で協力してほしい」とキ・テヨン演じるユ・シンファに話しかけるがユ・シンファは「カンニングのこと?」と答える。
イ・ガンサンは「君も人を偏見の目で見るのか。カンニングは面倒だからしない。暗記科目だけ要点を整理してほしい」とクールに返す姿が初々しい。
ハ·ジウォンとキム・ミニは劇中で不良学生を演じた。
ハ·ジウォン演じるチャン·セジンが「いつ手を貸してあげようか」とキム·ミニ演じるシン·ヘウォンに声をかけるが、シン・ヘウォンは「ほっといて。世の中は強い者の前で勝手に媚びを売る。それが世の中よ…」と、達観したようなセリフを吐く場面がある。
幼い姿ながらも、どこか迫力を感じさせる2人であった。
また、モデルとして活動していたチョ・インソンは「学校3」を通じて役者としての第一歩を踏み出した。
無愛想ながらも心根の深いキム·ソクジュ役を演じ、ハンサムなルックスで注目を集めたのはもちろん、役者としての可能性を認められ、「2000KBS演技大賞」で青少年演技賞を受賞した。
授賞式でチョ·インソンは「この喜びを僕たちの『学校』チームと一緒に分かち合いたい。ありがとうございます」とコメントしている。
「学校4」はシリーズで初めて芸術高校の生徒の話を描いた。
ピアノを弾きながら皆を虜にする男子学生ファン・テヨンをコン・ユが演じ、昔も今も女心を捕らえるイケメンぶりを発揮している。
イム·スジョンもこのドラマに出演し、コン・ユを相手に更衣室を覗いたのかと詰め寄るシーンは何とも印象的だ。
イム·スジョン演じるオ・ヘラは、「舞踊室だと思ったんだ」と述べるファン・テヨンの頬を叩いた上に「変態」とののしり、「転校してきた初日から女子更衣室を覗くなんて」と言いながら、「伝説の主人公らしいわ、まったく」と、若さゆえの瑞々しい演技を繰り広げる。
今はそろって映画界を牛耳る俳優になった2人だが、当時は実に初々しい姿だった。
その後10年の歳月を経て「ゆれながら咲く花(原題: 学校2013)」が復活し、視聴者から熱い反響を受けた。
この作品ではキム・ウビンやイ・ジョンソクが男子生徒たちの厚い友情を描きスターダムに上った。
現在、イ·ジョンソクは軍服務中で、キム·ウビンは鼻咽頭がんを克服し、映画『エイリアン(原題:외계인)』で復帰するニュースを伝えた状況だ。
KBSの看板青少年ドラマでは「ドリームハイ」シリーズも欠かせない。
芸能界のスターを夢見るキリン芸術高校の生徒たちの話を描き、アイドル歌手たちが多数出演していた。
ガールズグループMiss A出身のスジはこのドラマでヒロインのコ・ヘミ役を務め、演技デビューを飾り、その後俳優として成長し続けている。
相手役として初々しいロマンス演技を披露したキム・スヒョンはすでに韓流をリードするトップスターへと上り詰めた。
劇中ではキム·スヒョン演じるソン·サムドンがコ・ヘミに「僕には君が音楽で、音楽が君だった。それでここまで来たのだ」と胸キュンなセリフも飛び出した。
その後を継いで放送されたシーズン2ではパク・ソジュンが出演してその名を知らせた。
また、10代の愛と友情を描いた「成長ドラマ#(パンオリム)」も、青春スターが集結した作品と呼ばれている。
Araがハツラツとした10代の少女イ·オクリムを演じた。
イ・オクリムは「今日一日だけ、学校を休む。その代わり私は今度の期末テストで10位以内に入るからね。だからお母さん…」と甘えてみせる演技が印象的だった。
このドラマは些細なことでも泣いたり笑ったりする思春期の青少年たちのさまざまな感情をリアルに表現して多く愛された。
ユ·アインがイ・オクリムの優しいボーイフレンドとして出演しており、今となっては気恥ずかしいようなセリフを、難なく演じ切る姿も堂々としていた。
学校を舞台にしたドラマは、青少年には深い共感を与え、大人には思い出が蘇る。学生時代の卒業アルバムを久しぶりにめくりながら、青春学園ドラマを楽しむことも醍醐味のひとつと言えるだろう。
