パク・ヘジュンやイ・ジョンウン…、無名時代を乗り越えてきた“大器晩成型”のスターたち

2020年05月20日

トーク番組やバラエティ番組で無名時代に経験した悲しいエピソードを語るスターたちの姿を一度ぐらいは見たことがあるだろう。
実際芸能界にはデビューと同時にトップスターになった方もいるが、長い間つらい時期を耐えてきたケースも多い。
今回は長い無名生活から抜け出して旬の人気者になったスターたちの物語を集めてみた。
2020年の今年、誰よりも忙しい“大器晩成型スター”は果たして誰だろう。
先週放送が終了したドラマに出演していた俳優のパク·ヘジュンが最近、人気急上昇している。
作品で演じた役柄にちなんで“国民的不倫男”という代名詞を得た彼は、デビュー14年目にして全盛期を迎えることになった。
パク・ヘジュンは背が高くほのぼのとしたルックスで、大学時代から“第2のチャン・ドンゴン”と呼ばれている。
大学で1年先輩のチャン·ドンゴンやイ·ソンギュンらが早い時期からスターになったのに比べて、無名時代はかなり長かった。
そんなパク·ヘジュンだが2014年、社内で左遷された課長役をリアルに演じたドラマが大ヒットし、一躍全注目を浴びる。
以後、映画『毒戦 BELIEVER』、『チョ・ピロ 怒りの逆襲』など数々の作品で強烈な悪役を演じ、演技力を認められた。
『映画が好きだ(原題:영화가좋다)』のPRで「芸能街中継」のインタビューに応じたパク・ヘジュンは、進行役のチョ・チュンヒョンアナウンサーから○×形式で「悪役の自分に正直セクシーさを感じたことが一度でもあるか」と聞かれた時は、“ある”を意味する○の札を迷わず上げた。
彼は「必ずしも悪役ではなく、他の役柄をやっても全部しっくりくる。どの作品でも、正直大丈夫だと思う」とユーモアを交えながら自信を示した。
映画『私を探して(原題:나를 찾아줘)』で14年ぶりにスクリーンに復帰した女優のイ·ヨンエも、劇中の夫であるパク·ヘジュンからの恩恵を十分受けたそうだ。
制作報告会でイ·ヨンエは「本当の夫のように頼りになるし、小さな役柄だが決してそうではなく、大きな存在感を表してくれた」と感謝の意を表した。
今月末からソン·ガンホ、イ·ビョンホンらとともに映画『非常宣言(原題:비상선언)』のチームに合流する予定だというパク・ヘジュン。これからますます忙しくなるばかりだ。
女優のイ・ジョンウンも、厳しい時間を耐えてきたスターの一人だ。
映画『パラサイト 半地下の家族(以下、パラサイト)』で全世界から認められたイ·ジョンウン。
以前は「どこかで見た気がするけど…」と思っても、彼女の名前や代表作が思い浮かばなかったのが事実だ。
実はドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち~恋はオーダーメイド!~」をはじめ、映画『弁護人』、『タクシー運転手 約束は海を越えて』など、興行に成功した作品に多数出演してきた30年目のベテラン俳優だ。
今のポジションに至るまでの道のりは容易ではなかったようだ。
かつてトーク番組「会話の喜び2」に出演したイ・ジョンウンは、「一定の収入がなく、劇団にいる時は1年で20万ウォンしか稼ぎがなかった」と明かす場面も。
進行役のユ·ヒヨルが「どうやって生活していたのか?」と尋ねると、「副業で演技を教えたり、スーパーで働いてみたり、醤油も青汁も売ったりしていた」と告白し注目を集めた。
このようなつらい時間に対する報いだったのだろうか。映画『パラサイト』に続いてドラマ『椿の花咲く頃』まで連続打席でホームランを放った。
現在は週末ドラマ『一度行ってきました』でキムパブ屋の店主カン·チョヨン役を演じ、これまでとはまた違う演技を披露している。
イ・ジョンウンは、自身と同様に疲弊した時間を送っている後輩たちに、必ず伝えたいことがあるそうだ。
先の「会話の喜び2」で彼女は「“何か”になることより演じる瞬間が好きなら、あなたが元々考えていた通り、自分の才能を信じろと言いたい。チャンスは続けているうちに生まれる」と力強いメッセージを伝えた。
イ·ジョンウンのこの言葉を誰よりもよく理解できるのではないかと思われるのが、次に紹介する“トロット界のBTS”と呼ばれる歌手のチャン·ミンホだ。
バラエティ番組「ハッピートゥゲザーシーズン4」に出演した際も自身を「アイドルのソン·ミンホ(WINNERのミノ)、野球選手のカン·ミンホ、映画俳優のイ·ミンホ、そしてトロット歌手のチャン·ミンホです」と紹介し、番組を盛り上げた彼は、トロット競演番組で最終6位を獲得した後、誰よりも忙しい日々を送っている。
しかし大衆に認められるまでに20年以上かかったそうだ。
1997年にアイドルグループUBesでデビューしたが、これといった成果を出せずに解散、水泳の講師に転職し、数年後にトロット歌手として挑戦状を叩きつけた。
しかし、スター街道を歩くことは容易ではなかった。バラエティ番組はもちろん、再現ドラマまでジャンルを問わず何でも挑戦した。
そんな長い年月を耐え抜いた末にヒット曲「男は言います(原題:남자는 말합니다)」で長い無名生活にピリオドを打った。
「ハッピートゥゲザーシーズン4」でチャン・ミンホは「1か月のスケジュールを見たら、忙しい月は70、80件ほどの仕事をこなしていた」と明かした。
番組MCのユ·ジェソクから「1か月は30日だけど、そんなにたくさんこなせるのか。1日に3件ずつの計算だが」と聞かれると、チャン・ミンホは「朝のラジオなどは事前に録音しておいて、清州(チョンジュ)、天安(チョナン)と順番に地方を回っている」とし、まさに“体がいくつあっても足りない”という言葉を実感しているという。
そんな彼は忙しいスケジュールを抱えながらも「もっと頑張るチャン·ミンホになります、ありがとうございます」とガッツポーズで前向きに仕事に取り組んでいる。
自分の夢を叶えるため諦めずに黙々と努力してきたスターたち。そんな苦労の時間があったからこそ、今の成功がさらに貴重で価値のある賜物だと言えるだろう。

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