Rain(ピ)、“1日1GANG”ブームに沸く第2の全盛期から見る紆余曲折の努力型ヒストリー

2020年05月29日

最近話題になっている“1日1GANG”という言葉をご存じだろうか。これは“1日1度は「GANG」のMVを見る”という意味だ。「GANG」はRain(ピ)が3年前にリリースした楽曲だ。
この楽曲が一足遅れて人気を博し、Rain(ピ)は“第2の全盛期”を迎えている。
今回はそんな「GANG」の主人公であるRain(ピ)のスターヒストリーをたどってみよう。
「GANG」はMVの再生回数が1000万回を突破し、リリース後3年目にして音源チャートの100位以内にランクインし、いわゆる“チャート逆走行”に成功した。
2017年にRain(ピ)がデビュー15周年を記念して意欲的にリリースしたこの楽曲。当時、情報番組「芸能街中継」を通じて彼は「以前の『Rainism』や『It's Raining』のようにステージを強くコントロールする楽曲だ」と紹介していた。
しかし、リリース当時は衣装や歌が歌詞とは逆に「カッコつけてる」という酷評の中で注目を浴びることができなかった。
ところが最近、Rain(ピ)の「GANG」をマネするパロディー映像とコメントを残すことが一種の遊びのように流行し始めた。
特に、ある女子高生が肩を誇張した服を着て「GANG」の振り付けをマネする映像が大きな話題になった。
主人公のRain(ピ)は、不快感を露わにすることなく、ある番組で「1日3GANGくらいしないと」と機転を利かせたコメントをして、これに好評と応援が相次いだ。
実は2014年にも同じような現象があった。
トロットのベテラン歌手テ·ジナとともに行った「LA SONG」のコラボレーションがそうだ。この曲も最初は「サビがトロットみたい」とからかわれていた。
音楽番組「ユ・ヒヨルのスケッチブック」に出演した時にRain(ピ)は「その当時、僕のアンチファンカフェで『LA SONG』とテ・ジナさんのステージを面白く編集してあった。でも僕はそれを見て『ナイスアイデア』だと思った」と明かした。
そして「面白そうだと思って、僕はテ·ジナさんに直接電話した。それで『番組活動を一週間だけやってみよう』と提案したが、そのアンチファンの話題があまりにも大きくなってしまった」と振り返った。
彼は「おかげで多くの方々が喜んでくださった」とプラス思考で、危機をチャンスに変えたのだ。
Rain(ピ)は2002年にソロ歌手としてデビューし、「How to avoid the sun」や「It's Raining」などのヒット曲を生み出し大きな人気を博した。
しかしバラ色の花道だけを歩んできたわけではない。
2017年に放送されたカムバックスペシャル番組「2017 RAIN is BACK」で彼は、「デビュー曲が『Bad Guy』だったが、リリースすればすぐに良い反応が得られると思ってた。でもなかなかランキングが上がらなかった。崖っぷちから落ちていく気持ちだった」と振り返った。
しかし、後続曲の「Instead say goodbye」で活動を続けながら人気を得ることに成功した。
Rain(ピ)は「その曲で結局1位になった。辛抱すればこんなに良い結果が出るんだと、僕にも明るい光が昇るんだと思った」と笑顔を見せた。
その後、2004年にRain(ピ)は「KBS歌謡大賞」で大賞を受賞し、全盛期を謳歌し、俳優としても活動の領域を広げていった。
ドラマ「フルハウス」、「サンドゥ、学校へ行こう!」など代表作を多く残し、2006年に映画『サイボーグでも大丈夫』で映画界への第一歩を踏み出し、その後ハリウッドまで進出し、ワールドスターというタイトルを得た。
特に単独で主演を務めた映画『ニンジャ・アサシン』の撮影の時は人知れぬ努力を積み重ねたそうだ。
バラエティ番組「キム・スンウの乗勝長駆」に出演した時にRain(ピ)は「冷蔵庫の前にブルース・リーの写真を貼り、『これができないなら、お前はこの人のつま先にも及ばない』と自分に言い聞かせた」としながら、「食事はレモンやキャベツやりんごを一口ずつ、その次に鶏むね肉の片方だけを持って運転しながら撮影に向かった。撮影現場に到着したら、すぐ腕立て伏せを始めて、ロボットのようにずっと運動した」と明かし出演者たちを驚かせていた。
そのおかげで「MTVムービー・アワード2010」で韓国芸能人としては初めて「最高アクションスター賞」を受賞した。
どんな仕事でも最後まで諦めない根性は本当に素晴らしい。
スターとして完璧な姿を備えたRain(ピ)には、人間的な面も多く魅力的だ。
先の「2017 RAIN is BACK」ではそんな姿をスターたちが明かしている。
ソン·スンホンは「先輩たちに丁寧に接して、時にはまたおしゃべりでもある」と述べ、キム・ジェウクは「生まれつきリーダーシップを持って生まれた人というイメージが強い。頼もしい兄貴分という感じだ」と告白し、イ·ボムスは「最後まで目標に向かって屈することなく、忍耐強く最善を尽くす、そんな男、チョン·ジフン(本名)」と褒めたたえた。
芸能界の同僚たちが口をそろえて称賛する魅力は、妻であり女優のキム・テヒが一番よく知っていると思うが、家庭ではどんな夫なのだろうか。
「芸能街中継」でRain(ピ)は自分自身を「私は家で愛嬌王だ」と明かし話題となった。愛嬌をふりまく姿が想像できないが、「家での僕は可愛い夫だ」と付け加えた。
そしてRain(ピ)はいつの間にか2人の子ども父親となった。与えられた人生に最善を尽くして生きてきたのも、子どもたちに伝えたい教訓があるからだという。
先の「キム・スンウの乗勝長駆」では結婚前であったが、「若い時に挑戦して失敗も成功も味わってこそ、後で自分が40、50代になり子どもができた時にその子に教えることがあるのだと思う。僕がただ安全な道だけを選んでいたら、今の自分はいなかっただろう」と語っていた。
人生の第2幕もクールに送りながら今年の下半期には新しい音楽を披露する予定のRain(ピ)が、再び芸能界を賑やかにしてくれることを願っている。

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