SeeYa出身キム・ヨンジ、ミュージカル俳優として跳躍中…「気持ちを届ける役者になりたい」

2020年06月15日

「ミュージカルは歌の中にストーリーを盛り込まなければならないので、やはりK-POPとは歌唱法が少し違うようだ。最初は難しかったが、今は比較的うまく適応しているようだ」
歌手からミュージカル俳優に変身したキム・ヨンジは最近、ソウル・鍾路区(チョンノク)紫霞門路(チャハムンロ)にあるカフェで、K-POPとミュージカルナンバーの違いをこのように説明した。
キム・ヨンジは、2006年にデビューしたガールズグループSeeYaのメインボーカルだ。
SeeYaは「Scent Of A Woman」や「Crazy Love Song」、そして「Lovely Sweet Heart」などで注目されたグループだ。
グループは2011年に解散し、彼女はしばらく芸能活動を休止していた。
彼女は「もうこれ以上、引き出せることがないという気持ちだった。燃え尽きてしまっていた。何かアップグレードする必要があった。これまで夢に向かって走ってその夢を叶え、事務所との契約満了が近づいていた。音楽を続けるべきかどうかも不透明だった。それで学校に戻った」と説明。
しかし、勉強をすればするほどステージが恋しくなったという。
“私が立つのはあの舞台なのに、私は何をしているのか”という思いがずっと頭から離れなかった。卒業後の2013年秋に活動を準備し始めた。
2015年に「Forgot」や「どうして(原題:어쩌다)」などをリリースしたが、以前のような華やかなスポットライトを浴びることはなかった。
キム・ヨンジは「歌謡界はすでにとても変わっていた。私たちが活動した時とすごく違った。適応するのは簡単ではなかった。新しく一つずつ作り上げなくてはならなかった」と振り返る。
新しいきっかけが必要だった彼女は昨年、ミュージカルというジャンルに挑戦状を突きつけた。周りからとても勧められ、新しい突破口になるだろうとも思った。
彼女はミュージカル『マリー・アントワネット』のオーディションを2回受けたという。
再挑戦の末、オーディションに合格した彼女はマグリット役で「第4回韓国ミュージカルアワード」で女性新人賞にノミネートされ、「ステージトーク・オーディエンス・チョイス・アワード(SACA)」では女優助演賞を受賞。
キム・ヨンジは「悩んだ末にミュージカルの分野に入った。初めてのオーディションには落ちたが、2回目のオーディションでは本当に目の色を変えて準備し、マグリット役を引き受けた。初めての作品から大きな役を演じたが、よい評価までいただき、私としては感謝するばかりだ」と述べた。
彼女は、ミュージカルの2作目として今月16日に開幕する『モーツァルト!』を選んだ。
彼女が演じる役は、天才作曲家モーツァルトの妻コンスタンツェ役だ。両親から愛されず、夫からもそっぽを向かれる悲運の女性だ。
キム・ヨンジは「没入すればするほど胸にこみ上げてくる人物だ。そんなキャラクターをいつも考えながら演じるが、感情的に疲れつらくなるばかりだ。K-POPでは詩のように圧縮された感情を示しているが、ミュージカルは小説のようにすべての感情を繊細に見せなくてはならない。休みの時もそのキャラクターを思う時が多い」と明かした。
彼女は今年2月、音楽バラエティ番組に出演し、SeeYaのメンバーたちとともにステージを繰り広げた。
その後「Lovely Sweet Heart」などがMelonチャートの28位に上るなど、4曲がチャート逆走行し再注目された。
彼女は今、プロジェクトアルバムを準備中だが、まだ具体的なリリース日などは決まっていないという。
キム・ヨンジは「ミュージカルを終わらせてからSeeYaにも集中して準備する予定だ。元々は今月中にお知らせしようと思ったが、おそらく数か月はさらに時間がかかると思う。メンバー間で心をひとつにし、具体的な活動計画を整理している」と伝えた。
今年2月には、「When The Wind Blows」というシングルアルバムをリリース。実際に作詞・作曲した楽曲だ。
彼女は「文を書くことも好きで、音楽も作ってみたら楽しかった。これからも時間があれば作詞・作曲を続けたい」と明かした。
最後に彼女は「まだまだ駆け出しだ。今はとても未熟だが、本当に心から感情を込めて演技ができる俳優になりたい。歌手として歌を歌う時も、その気持ちが伝えられたら幸いだ」と抱負を語った。

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