『担保』や『死なない人間たちの夜』、心温まる家族の物語から宇宙人まで…秋夕公開映画

2020年09月29日

明日(9/30)から始まる秋夕(チュソク、中秋節)の連休を控え、劇場街にもさまざまな作品が準備している。
血のつながらない子どもを育てながら本当の家族になっていくサラ金業者の物語から奇抜なコミックスリラーまで、今週韓国で公開される映画を紹介する。
まずはカン・テギュ監督が演出を務め、ソン・ドンイル、ハ・ジウォン、キム・ヒウォンらが出演した映画『担保(原題:담보)』
借金の催促に向かったサラ金業者(ソン・ドンイル、キム・ヒウォン)が9歳の子どもスンイを“担保”に連れてくる。スンイは子役俳優のパク・ソイ、成人になったスンイをハ・ジウォンが演じる。
子どもの母親が金を返すまでそばに置いておこうとしたが、不法滞在者の母親が追放されてしまい、子どもは身寄りがなくなると結局サラ金業者が引き受けて育てることになる。
“世知辛い世の中にはたしてこのような人が存在するのだろうか”という疑問は残るが、作品を鑑賞する間ずっと泣いて笑わせる力がある。
今月24日にはメディア試写会とライブカンファレンスが行われ、劇中でドゥソク役を演じたソン・ドンイルは「ゆくゆくは血縁以上の家族になることができる部分。そんな場面を実際に撮影しながら、こうなることもあるのかと感じる時があった」と感想を明かした。
一方、シン・ジョンウォン監督作品『死なない人間たちの夜(原題:죽지않는 인간들의 밤)』は、完ぺきだと思っていた夫が実は宇宙人で自分を殺そうとしているのが分かるという独特な題材だ。
夫の正体を知ったソヒ(イ・ジョンヒョン)が、高校の同級生とともにこの宇宙人を消すため、奇想天外な作戦に乗り出す。
『シシルリ(時失里)2km(原題:시실리 2km)』など独創的な作品を披露し、熱血ファンを確保しているシン・ジョンウォン監督が8年ぶりに打ち出した新作だ。
ぞっとする場面がありながらも笑い飛ばし、当惑しているように見えつつ妙に説得力のある“シン・ジョンウォン・スタイル”の笑いのツボを今回も見事に描き出している。
ソヒの夫マンギルを演じたキム・ソンオはインタビューで「監督は宇宙人かもしれない、本当に。『見せてくれ、笑いのウイルスを…』と命令されてこの世に降りてきたのではないかというほど、とにかく実に独特な方だった」と振り返った。
そして俳優クァク・ドウォンの初コメディ映画『国際捜査(原題:국제수사)』も見逃せない。
友人から金も踏み倒され、生まれて初めて出かけた海外旅行でかばんも携帯電話も無くしてしまい、殺人容疑者として追い込まれる世間知らずの刑事ビョンス役を演じた。
クァク・ドウォンはインタビューを通じて「劇場に来てご覧になってくだされば、秋夕をもっと楽しく過ごすことができるのではと思っている」と呼びかけた。
汚名を晴らすために死闘を繰り広げる田舎刑事の捜査劇をコミカルに描いており、見どころを与えている。

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