イ・スンギ、5年ぶりの新譜は「歌手として初心に帰った、“歌いたい”気持ちがとても強かった」

2020年12月18日

「『イ・スンギはバラエティもするし演技もするから歌手もやります』という誠意を示したのではなく、歌手としてだけ見ても立派だという話を聞きたかった」
「Because your my woman」、「Delete」、「Will You Marry Me」などのメガヒット曲を有する歌手イ・スンギ。しかしドラマ、映画、バラエティなどでイ・スンギに接した世代は、彼が歌手だという事実は馴染みが薄いかもしれない。
だからなのか。今月10日に5年ぶりにアルバム『THE PROJECT』をリリースしたイ・スンギは、17日午後に開かれたオンライン記者懇談会で「初心に帰った」と強調した。
彼は「個人的に多くの悩みと心配の中で準備したアルバム。30代になり、デビューから芸歴16、17年になるので、僕が満足するアルバムを作りたいというのが最優先だった。人々に恥ずかしくない完成度を見せたかった」と語った。
これまでイ・スンギが本業の歌手として復帰することを望むファンたちの声は大きかった。彼もまた、軍隊から除隊した後、「とても歌いたかった」と述べた。ドラマ撮影現場の待ち時間も、自分を試す気持ちでずっと歌の練習をしたりした。
そんな中、今年7月にバラエティ番組で「Forbidden love」のステージを披露し話題を集めたことが決定打になった。「僕の歌声をまだ多くの方が愛してくださり、歌手イ・スンギを待ってくれているんだと思い自信がついた。年内に必ずアルバムを出そうと思った。僕も7thアルバムが世に出て、本当に清々しい気持ちだ」と述べた。
7thアルバムはユン・ジョンシン、Brave BrothersやNELLのキム・ジョンワン、Epitone Projectなどそうそうたるプロデューサーたちが参加し話題となった。イ・スンギは「伝統的なバラードもやりたかったし、バンドの雰囲気が出る楽曲もやりたくて、欲張りだった」と伝えた。
4曲が新曲で、既存の楽曲5曲をリマスタリングして収録した。
Brave Brothersと作業したタイトル曲「I will」は、「聴いた時、一番“キャッチーソング”のように惹かれた楽曲」であり、「断言するが、イ・スンギの楽曲の中で一番歌いづらかった曲」だと彼は説明した。イ・スンギの歌唱力を思う存分に味わえる曲ということだ。
“一押しの楽曲”を挙げてほしいという質問には、悩んだ末にNELLのキム・ジョンワンと作業した「The Dreamers Dream」を選んだ。イ・スンギは「この曲がこのアルバムの最初のスタートだったし、一番多くの話を交わしながら僕の思いを盛り込んだ楽曲だから」と説明した。
キム・ジョンワンと約2年前から出会い、これまで交わしてきた話が投影された。“イ・スンギの日記帳を覗いたような歌詞”だという説明のように、30代の芸能人としてのイ・スンギの苦悩が率直に盛り込まれた。
彼は「僕たちが感じる“重み”に対する心配、それはすべての若者が感じることだと思う。誰もがそういう悩みを持っていると思うので、慰めと共感を伝えたいと思ってこの曲を作った」と説明した。
イ・スンギの「Return」を作曲したEpitone Projectのチャ・セジョンは「Your Eyes,Hands and Lips」をプロデュースした。イ・スンギが「カフェで20回流れていてもずっと聞いていられる音楽」だと表現した。
彼は今回のアルバムを通じて、「イ・スンギのライブは本当に素晴らしいと言われたい」、「本物のボーカリストだ」と言われたいと強調した。
17年目の“歌手イ・スンギ”が音楽に臨む気持ちもデビュー時とは様変わりしている。「当時は高校生としてただ歌が好きで、意気込みや情熱ひとつで歌っていた。どんなものがプロフェッショナルなのか、どんな準備が必要なのか分からなかった。今は音楽が才能を披露する手段ではなく、ひたすら自分の体で、音を、話を伝えることだと思っている。だからこそもっとワクワクするし、緊張するみたいだ」と述べた。

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