EPIK HIGH、3年ぶりにアルバムリリース…「時代が必要とする音楽を届けていきたい」
2021年01月19日

「この1年で、世の中があまりにも変わった。僕たちもそれに合わせて変化しながら、その時代が必要とする励ましを伝えていきたいと思う」(TABLO)
デビュー19年目のヒップホップグループEPIK HIGHが、3年3か月ぶりにフルアルバムを引っさげカムバックした。
10thアルバムの最初のパートである今回のアルバムは『EPIK HIGH Is Here上』。年内に“下”をリリースし、2CDでフルアルバムを完成させる計画だ。
アルバムタイトルは「“ラスボス”の僕たちが帰ってきたという自信に満ちた表現に見えるが、10つのトラックをすべて聞き終えてみると、「疲れたあなたのそばにいつも僕たちがいることを知ってほしい」という温かい語感が読み取れる。
EPIK HIGHがリリース日となる今月18日、オンラインの記者懇談会でMITHRAは「昨年1年間、突然の挫折感と恐怖に見舞われた人々を励ます音楽を盛り込んでみたらどうかと思った」と述べた。
そして「アルバムを作りリリースする過程で、“励ましと共感”というキーワードを優先にした。それがなかったら音楽は意味がないと思ったからだ。いつも心を豊かにする音楽をしようと思っている」と付け加えた。
ダブルタイトル曲「Rosario (Feat. CL, ZICO)」と「Based On A True Story(Feat. Heize)」は、異なる雰囲気でも“励まし”というメッセージだけは同じだ。
「Rosario」は燃え盛る火なら、「Based On A True Story」は温かいストーブのように凍り付いた心を溶かす。
DJ TUKUTZは「『Rosario』は、“僕が伝説だ、僕が最高だ”という気持ちを持つことで、つらい時期を乗り越えることを願う志で作った楽曲」だと紹介。
この楽曲はCL(元2NE1)やZICO(Block B)がともにフィーチャリングしたニュースが広まり早くから話題となった。
一方、「Based On A True Story」は映画やアニメーションのOSTで流れるようなクラシックな音楽。
タイトル通り“この歌はとても僕の話のようだ”と共感しながら聞ける楽曲。現実的でありながらも、淡々とした歌声を持つ女性ソロ歌手のHeizeがフィーチャリングを務めた。
その他にも今回の新譜にはそうそうたるミュージシャンが大勢フィーチャリングで合流。
最も目を引くアーティストは、「Acceptance Speech」をフィーチャリングした、ボーイズグループiKON出身のB.I。彼は2019年の麻薬購入疑惑に巻き込まれ、グループ脱退以来、久しぶりに歌手としてカムバックすることになったが、オンライン上では「早すぎる復帰」だという批判も出た。
これについてTABLOは「楽曲を完成に近いところに高める作業を一緒にしてくれる人を探すことに悩む。B.Iはその過程で、諦められないほどの完成度を作ってくれた」と述べた。
DJ TUKUTZも「アルバムを完成させて、最初から最後までずっと聞いてみたら、この楽曲はアルバムに必ずなければならないという思いに駆られた」と力説。
この他にもフォーク・シンガーソングライターのキム・サウォルが「Leica」を、ウ・ウォンジェやCHANGMO、Nucksalが「In Self-defense」に声を合わせた。
またMISOやG.Soulはそれぞれ「True Crime」や「End of the World」をフィーチャリング。
EPIK HIGHは、「フィーチャリングのアーティストはアルバムを作る過程で悩む部分のひとつにしか過ぎず、ひとつも軽く考えてはいない」と強調した。
彼らは完ぺきな作品が出る時まで繰り返し作業をして、発売時期を決めても満足しなければリリースしない完璧主義者として有名だ。
TABLOは「長所のひとつは、僕たちにはイエスマンがいないということだ。冷静というレベルではなく、“冷たくあくどい”と感じるほどだ。僕が作った楽曲を聞き、『この歌は省こう』とメンバーが気兼ねなく話し、互いに書いた歌詞を見ながら嘲笑したりもする」と明かした。
続けて「このようにお互いにきっちり接するために、最善の末になってようやくファンの皆さんが音楽を聞くことになる」と自信をのぞかせた。
EPIK HIGHはこのように苦労してアルバムを完成したが、ファンと直々に会うことができない状況に対する残念な気持ちを吐露した。
彼らは「Fly」や「Umbrella(Feat. Younha)」、「Love Love Love」、「Happen Ending(Feat.Joe Won Sun of Rollercoaster)」、「LOVEDRUNK(Feat CRUSH)」など、チャートを総なめにしたヒット曲を相次ぎ出した“音源強者”でありながらも、ステージで直々にパフォーマンスを見た時、魅力を十分に感じられる“公演型グループ”でもある。
昨年開催予定だったアメリカの有名音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」に、韓国アーティスト史上初めて2度目の招待を受けた。
しかし新型コロナウイルスの影響により、イベントが中止になりステージに立てなかった。
TABLOは「もう一度、コーチェラの招待されたら出演するつもりだ。観客とステージがあるところなら、いつでも懸命に歌う。だが何より安全になった時、イベントが開かれたら幸いだ。僕たちがまた映画を観に行き、公演も見て、友人たちと会い、デートをする、2020年より前の姿に戻ることが、僕の最大の望みだ」と伝えた。
