BLACKPINK、初のオンライン公演「THE SHOW」で魅せたコンサートの醍醐味…“アナログ”で酔わせる
2021年02月01日

燃え上がる花火を背にしてBLACKPINKの4人のメンバーが、水で満たされたステージの上を歩いて登場した。
ヒット曲「DDU-DU DDU-DU」に合わせてダンサーたちとともにキレのあるダンスを繰り広げると、ステージいっぱいに水しぶきが立ち上がり、水と火の饗宴を彷彿させた。
ジェニー、ジス、ロゼ、リサの4人のメンバーは“水を得た魚”になったように、そして熱い花火のように(「DDU-DU DDU-DU」の歌詞の一部、“熱い熱いLike fire”)、強烈なパフォーマンスでステージを盛り上げた。
ライブバンドの生き生きとしたサウンドが調和し、視覚と聴覚を刺激した。
「DDU-DU DDU-DU」のステージは、BLACKPINKが先月31日に繰り広げたライブストリームコンサート「THE SHOW」のクライマックスだった。
BLACKPINKの初めての有料オンライン公演である「THE SHOW」は、オフラインコンサートの本質的な醍醐味や感興をオンラインで蘇らせようとする努力が目立った。
新型コロナウイルスによるパンデミック時代の代案としてオンラインコンサートを選択しざるをえなかったK-POP業界は、大部分デジタルのメリットを極大化することに力を入れた。拡張現実(AR)や仮想現実(VR)など先端技術を活用し、オフラインでは不可能な見どころを披露したのだ。
しかしこの日、BLACKPINKの公演は先端技術を使用せず、音楽とパフォーマンスに集中し、臨場感を生かす方を選んだ。
ワールドツアーに同行していたバンドチーム「The Bandsix」が合流して豊かなアレンジを届け、音響もメンバーたちのライブを息遣いまでそのまま伝えることに焦点を合わせた。ライブバンドを前面に押し出したサウンドで勝負をかけるのは所属事務所YG ENTERTAINMENTの公演の特徴でもある。
メンバーたちは約1時間半の間、グループでのナンバーやソロ曲など約20曲を披露した。
特に、昨年10月にリリースした1stアルバム『THE ALBUM』の一部の収録曲のステージをファンたちに初めて公開する場でもあった。『THE ALBUM』はK-POPガールズグループ史上初めてミリオンセラーに上り、彼女たちが世界的なガールズグループに跳躍する足がかりになった。
彼女たちは「Kill This Love」、「Crazy Over You」、「How You Like That」などカリスマを強調した楽曲でオープニングを飾った。
リサは「今日を本当にずっと待っていた」と挨拶し、ロゼは「皆さんがソファーにいても、ベッドにいても、さらに出勤途中の道であれ、今日私たちと一緒に歌って踊ろう」と場を盛り上げた。
「Don't Know What To Do」を起点に「PLAYING WITH FIRE」、「Lovesick Girls」などノリのいい楽曲で流れが変わる時は、メンバーたちがそれぞれ洞窟の形をしたセットから登場した後、並んでスタンドマイクの前に歩み出て雰囲気を盛り上げた。
ソロステージも多彩であった。ロゼはまもなくリリースされるソロアルバムのサブタイトル曲「GONE」をこの日初めて公開し、ファンたちの耳目を集めた。ロゼ持ち前の物寂しいボーカルが極大化された叙情的バラードナンバーだ。
ジスはスウェーデンのシンガーソングライター、Tove Loの「Habits (Stay High)」を韓国語歌詞に変えて歌い、魅惑的な雰囲気を醸し出し、リサはアメリカ歌手Doja Catの「Say So」でポップスターを連想させる舞台掌握力を披露した。
ラップパートやダンスグレイクを新たにアレンジしたジェニーの「SOLO」のリミックスは東洋的なステージ演出が際立った。
ステージセットも物理的具現を通じて最大限アナログで演出した。都市を行き来し移動しなければならないツアーより、一度の公演会場に力を注げるオンラインコンサートの“逆発想”だと所属事務所は説明している。
3つのメインセットが互いに異なる雰囲気の10つのセットに転換されたが、メンバーたちは「廃墟になった都市の階段の破片まですべて再現されるほど精密に描写された」と予告したことがある。
レディー・ガガとコラボした楽曲「Sour Candy」は鏡で囲まれたセットが目を引いた。「WHISTLE」、「AS IF IT'S YOUR LAST」、「BOOMBAYAH」など大衆たちに馴染みのあるヒット曲が続いた後半部は、都市の軽快な背景が雰囲気を盛り上げた。
最後の楽曲「Forever Young」では、ファンたちが送ってきたメッセージでステージを埋め尽くした。メッセージをオブジェにする過程を映像で見せながら、やはりアナログを強調した。
ジスは「この公演を見る間、エネルギーや良い気運をたくさん受け取っていただけたら幸いだ」と述べた。ロゼは「私たちこそこの公演を通じてたくさんの励ましやエネルギーをもらったと思う。ステージを愛する4人でもあるので」と強調した。
4人のメンバーが、がらんとしたソウルオリンピック公園体操競技場(KSPO DOME)の客席でこれまでの公演の思い出を振り返る映像は、ファンたちの懐かしさを高めた。
リサはペンライトの“ピピッ”という音を聞くたびにうれしくて元気が出た記憶を思い出した。ジェニーは「(公演を)またできるだろうかという思いと同時に、楽曲が準備され次第、また新たに準備に取り組まなければという思いになる」と述べた。
「THE SHOW」はYouTube Musicと初めてパートナーシップを結び、YouTubeで生中継された。「THE SHOW」のメンバーシップ加入者数は約28万人と1次把握された。
