ソウル全体がランウェイに?ソウルファッションウィークスタート…国立中央博物館などが会場に
2021年03月23日

韓国最大規模のファッションショー「ソウルファッションウィーク」は1年で春季、秋季の2回開催されている。
新型コロナウイルスはこのファッションショーのステージにも変化をもたらし、直接現場で見ることができなくなったが、以前にはなかった一風変わった試みも行われている。
今月22日から27日までの6日間、ソウル市内では「2021 F/W ソウルファッションウィーク」が開催されている。
独特なデザインの衣装を身につけたモデルたちが堂々としたウォーキングを披露するステージの背景には目を引く文化遺産がある。
宝物360号に指定されている「月光寺円朗禅師大宝禅光塔碑」だ。
統一新羅末期の塔碑と、春夏2シーズンを先取りした衣装の数々。
過去と未来が絶妙に交差するこのランウェイの場所は、韓国最大規模の博物館「国立中央博物館」の館内だ。
モデルたちが降りていく博物館の外階段も、この日は単なるコンクリートではない。
一歩一歩が大切なステージなのだ。
ランウェイに参加したモデルのイム・ヒョジンは「昨年は皆が(コロナに)気を付けなければならないという思いのゆえにショーもなく、撮影さえも全くなくなるという事態だった」と振り返りながら、「今回は非対面で進行しながら、モデルたちが一緒に演出し、この空間と衣装が調和をなしたので印象的だった」と感想を伝えた。
国立現代美術館もファッションショーの会場に変身した。
廊下もエスカレーターもすべてがステージになった。
今年で21周年を迎えたソウルファッションウィークの幕はこうして明けた。
これまで7年間会場となっていた東大門デザインプラザ(DDP)を抜け出し、国立中央博物館や国立現代美術館が会場となった。
これらの施設がファッションの舞台のために内部の展示空間を開放したのは今回が初めて。
新型コロナウイルスにより停滞したファッション業界をアピールするための試みだ。
海外ブランドがフランス・パリのルーブル美術館でファッションショーを開いたように、韓国のファッションに韓国文化を取り入れるという意味もある。
ファッションデザイナーのチェ・チュンフンは「映像が海外からよい反応を得るものと見ており、今回のソウルファッションウィークは“K-Fashion”が世界市場でさらに認められるきっかけになると思う」と期待を寄せた。
この他にも都市再生により生まれ変わった文化備蓄基地や漢江(ハンガン)周辺など、ソウルのあちこちを舞台に活用している。
ソウル市のキム・ウィスン経済政策室長は「都市ブランドを広く知らせ、ポストコロナ時代の観光やその他の関連文化産業にも役立つものと期待している」と展望を明かした。
重鎮から新人デザイナーまで約40人が参加し、100%事前制作した映像は22日から6日間、オンラインで無料視聴することができる。
