ナ・ホンジン監督の新作映画『ランジョン』、韓国で上映へ…『哭声/コクソン』に続き2作目のホラー映画
2021年07月05日

『チェイサー』(2008)や『哀しき獣』(2010)、さらに『哭声/コクソン』で観客に強烈な余韻を残してきたナ・ホンジン監督の新作映画『ランジョン(原題:랑종、英題:The Medium)』が今月14日に韓国で公開を控えている。
タイのシャーマニズム文化を素材にした同作。公開を前に、企画・制作に携わったナ・ホンジン監督がインタビューに応じた。
―映画の舞台にタイを選んだ理由は?
前作の『哭声/コクソン』と何らかの差別点を作り出そうとしたから。容易でなかったが…。
他の国のシャーマニズムと言えばどんな姿なのだろうか、どこのどんな地域の土俗信仰を話に盛り込んだら、最も偏りがなく、ベストな選択になりうるのかを考えた。多くの国を検討してみたが、タイの環境に一番心惹かれた。
できるだけ『哭声/コクソン』と『哭声/コクソン』が与えるイメージを払拭しようとしたし、今作にはその痕跡が残らないようにしようとした。そんな思いが理由でもあると思う。
―『ランジョン』はその“怖すぎる”描写が話題となっているが?
タイのバンジョン・ピサヤタナクーン監督が序盤からあまりにも秀麗で芸術的に、また美しく映画を作ってくださった。そんな部分がはっきりと映し出されている。そうやってこの映画の“怖さ”を準備することができたと思う。
我々の映画は残忍なものではない。ただとても怖い。撮影した映像を受け取り、そして編集された映像を見て、効果音など全くない映像だけのものでも「怖い」という感覚を味わった。この映画はおそらく、ただ怖い気持ちのまま終わっていく作品になると思う。
