映画『奇跡』主演のユナ、「ラヒの愛らしさをそのまま伝えたかった」
2021年09月09日

歌手で女優のユナは、映画『奇跡(原題:기적)』で自身が演じたオーバーオール姿の80年代の田舎の高校生“ラヒ”を「愛らしさ、可愛さ、純粋さ、唐突さが調和したキャラクター」だと述べた。
山奥の村に簡易駅を一つ作るのが唯一の目標である“ジュンギョン”(パク・ジョンミン)の頼もしさに、劇中のラヒが弾ける魅力を加えて、物語を明るい雰囲気に導いていく。天才少年ジュンギョンの「ミューズ」になるという突拍子のなさはもちろん、ジュンギョンを好きな気持ちを隠さずストレートに出すラヒは、しっかりとしていながらもその純粋さがまぶしいキャラクターだ。
映画の公開を控え8日、オンラインで会ったユナは「台本を読んで感じたラヒの愛らしさをそのまま伝えたかった。ラヒを演じることができたのは、“奇跡”」だとキャラクターに対する愛情を見せた。
「素直に表現するところは、私とラヒの似ている部分。でもラヒはもっと積極的で、後先を考えない。私はたくさん考えるし、慎重な方。行動力もあって、誰かを引っ張ってくれるラヒの姿がかっこよく見えた」
ラヒの魅力を生かす要素の1つに、方言があげられる。ユナは、初めて挑戦した方言の演技を自然にこなした。山奥の少女のような強いなまりをスラスラと話せるようになるまで、慶北(キョンボク)奉化(ポンファ)方言の指導の先生が録音してくれたセリフのお手本を聴き続けたという。彼女の祖母、祖父が奉化近くの栄州(ヨンジュ)出身であったため、慣れているなまりもあったのだとか。
彼女は「ジュンギョンに数学の問題を出すシーンがあるのだが、数字、一つ一つのアクセントが違った。数字を覚えるのも難しいのに、方言もうまくないので、監督が“何の数字でもいいから言ってみろ”とおっしゃったりもした」とし「アドリブも方言の先生と相談してやった。“すごい”というセリフが、そのアドリブ」と伝えた。
ユナは、相手役のパク・ジョンミンとの可愛らしいロマンス演技が楽しかったと述べた。同年代とのロマンスは、今回が初めてだとしながら、ジュンギョンは賢くて頼もしい、魅力のあるキャラクターだと語った。そしてジュンギョンを演じたパク・ジョンミンについて「映画でラヒがジュンギョンを引っ張っていたとするなら、撮影現場では、パク・ジョンミンさんが、女優ユナを引っ張ってくれた」と感謝の気持ちを伝えた。
2007年にドラマ「9回裏2アウト」で演技を始めたユナは、初のスクリーン主演作『EXIT イグジット』(2019)で新人賞を受賞するなど、今や人気女優としての地位を固めた。アイドル出身という肩書より女優ユナが持つ特有のハツラツとした愛らしい魅力で作品ごとに存在感を放っている。
彼女は 「歌手と女優デビューの時期は同じくらいだったが、実際は歌手活動の方が多かった。女優としての経験をもう少し積めたらという思いがあり、ここ数年間は、様々な作品で色々なキャラクターをやってみようと努力している」とし「まだ一歩ずつ進みながら学んでいるところ」と述べた。
『EXIT イグジット』のウィジュと、今回の映画のラヒをはじめ、主に能動的な女性キャラクターを担ってきたが、作品を選び、キャラクターを構築するのに自身ならではの基準があるという。
「見る人からすると、“しっかりしている”という似たようなキャラクターかもしれないが、その中でも少しディテールが違う。ラヒは愛らしく純粋な部分が多いキャラクター。これまでお見せしていなかった姿をお見せできる作品やキャラクターを選ぶというのが私ならではの基準。ラヒの場合、ここまで純粋で愛らしいキャラクターは初めてなので選んだ。ラヒを見ながらたくさん学んだ」
