イム・チャンジョンからチェヨンまで、秋の冷たい風とともにバラードの名手たちが続々カムバック
2021年10月22日

暖かかった日差しが弱まり、冷たい風が襟元に入り込む秋が深まる中、季節の感性を詰め込んだバラードナンバーが相次いで発売されている。
ただ、例年より発売時期がやや遅れている上に、アイドルグループがあまりにも強い勢いを見せており、バラード曲がどの程度底力を発揮できるかが注目される。
イム・チャンジョンは来月1日に17thアルバムを発売し、“国民的バラーダー”として帰ってくる。
昨年10月の16thアルバム『Love should not be harsh on you』以来、1年ぶりのカムバックだ。
「Love Again」、「The Love」、「There has never been a day I haven't loved you」など、秋になると決まって切ないバラードで大衆の心を魅了する彼は、今年も秋の楽曲を引っさげてやってくる。
今回のアルバムでイム・チャンジョンはタイトル曲「大したことなかったあの一日に(原題:별거 없던 그 하루로)」をはじめ、計10曲を披露する。SNSを通じてMVの撮影現場での写真を公開した彼は、「耳を溶かしてあげる」と自信を示した。
7年ぶりに完全体でカムバックするグループ2AMも“バラード”感性を前面に打ち出した。
来月1日にリリースされるミニアルバムはタイトルから『Ballad 21 F/W』。
デビュー曲「This Song」をはじめ、「Never Let You Go」、「You wouldn't answer my calls」など多数のバラードナンバーで大きな人気を博しただけに、今回のアルバムでも“最も得意とする”バラードジャンルでトラックを満たす計画だ。
儚い感性で秋を濡らす女性ボーカルたちのカムバックも相次いでいる。
女性デュオDAVICHIはデジタルシングル「First Loss」を通じて、秋のように短かった初恋の記憶を歌う。
所属事務所側は「新曲は秋を貫く深い感性が際立つ“リリカルバラードナンバー”」だとし、「イ・ヘリとカン・ミンギョンが自ら作詞に参加し、温かく儚い感性を淡々と表現した」と紹介した。
ヒット曲「Love, ing」や「180˚」などで大衆を魅了している歌手Benも秋の感性を濡らす新曲をリリースした。
21日に公開された「Come & Talk」は、“つらいつらいと言わないで/疲れた大変だと言わないで/大丈夫、ところで今、あなたは何をしているの”という歌詞からも分かるように、Benならではの清らかな歌声で温かい励ましと共感を伝える。
これまで“セクシーディーバ”のイメージが強かった歌手のチェヨンはバラードでイメージ変身に乗り出す。
今年デビュー18周年を迎えるチェヨンは、正統派バラードジャンルの新曲「私は時々涙を流す(原題:난 가끔 눈물을 흘린다)」を通じて実力派ボーカリストとしての姿を披露している。チェヨンは作詞作業を共にし、“バラーダー”としての変身に力を入れたという。
このように秋が深まるにつれバラードジャンルが音源市場で、ある程度勢力を広げるものと見られるが、今年はアイドルグループの勢いもあって、例年とはやや異なる様相が展開されるという見方も出ている。
大衆音楽評論家のジョン・ミンジェ氏は「通常、9月が過ぎてからバラード曲が1曲2曲出てくるが、今年はヒップホップやダンスジャンルの楽曲が10月まで続いた。最近だけ見てもガールズグループaespaが連日1位を獲得している」と説明した。
ジョン氏は「今年はバラードが足を踏み入れるタイミングを逃しているようだ」とし、「久しぶりにカムバックするバラード歌手たちもいるが、音源チャートへのランクイン自体が例年より難しくなっただけに、好成績を収めるのは容易ではないだろう」と予想した。
