マ・ドンソク、マーベル映画『エターナルズ』で演じた“ギルガメッシュ”は「僕のために作られたキャラクター」

2021年10月26日

マーベルのスーパーヒーロー・ブロックバスター『エターナルズ』で華麗なハリウッド進出を果たした俳優のマ・ドンソクが、「これからもずっとマーベルと仕事ができそうだ」と、世界を舞台にした活躍を予告した。
アメリカに滞在中のマ・ドンソクはリモートで行われた記者懇談会で、「もともとマーベルとクロエ・ジャオ監督のファンだったし、アンジェリーナ・ジョリーのような俳優たちと演じることができて非常に楽しかった」とし、「僕にとてもよく似合うキャラクターとアクションでごあいさつできて幸せだ」と感想を伝えた。
マ・ドンソクがハリウッドのラブコールを受け始めたのは、ヨン・サンホ監督の『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)が海外に知られてからだ。『エターナルズ』の出演はオーデションなしに、制作陣の電撃的なオファーで実現した。
マ・ドンソクは「『新感染 ファイナル・エクスプレス』以来、ハリウッドからさまざまなオファーを受けたが、韓国でのスケジュールと日程が合わなかった。そんな中、数年前にキャスティング・ディレクターがギルガメッシュ役を持ってきた」と、キャスティングの過程を紹介した。
彼は「クロエ・ジャオ監督は、僕の出演した映画を何本も見て分析が終わった状態だった。そしてリモートで話を交わした。以前、僕が映画で披露していたキャラクター、アクションスタイル、長い間やってきた運動やボクシング、そして僕本来の姿まで適用して、キャラクターを作ってくれた」と明かした。
彼が演じるギルガメッシュ役は現存する最も古い長編文学作品に挙げられる「ギルガメッシュ叙事詩」に由来する。世界で最古の文明発祥の地、シュメールの都市国家ウルクを統治したギルガメッシュが永遠の人生を求めて旅立つ冒険談だ。
マ・ドンソクは「神話の中の人物をアジアのキャラクターにし、その役を僕に託しながら多くのことに変化を与えた」と紹介した。
さらに「素晴らしいアクションチームがいる中、マーベルも監督も、拳や手のひらで打つボクシングに基づいた僕のアクションスタイルを多く取り入れ、デザインしてほしいと話した。華やかな動きよりは簡潔でありながらも力強いパワーを披露するアクションスタイルで、それがキャラクターとても合っていると思った」とも付け加えた。
「エターナルズ」は数千年にわたり姿を現さずに生きてきた不滅のヒーロー(エターナル)たちが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』以後、人類最古の敵“ディヴィアンツ”に立ち向かうため、再び力を合わせて起こる話を描く。
マ・ドンソクは「7千年以上生きてきた存在なので、非常に人間らしい姿と人類を超えた存在を一緒に演じなければならなかった」とし、「エターナルの家族たちや人間、特にアンジェリーナ・ジョリーが演じたテナの保護者として温かくて面白いが、ディヴィアンツに立ち向かって戦う時は非常に荒々しく強力な戦士に変わる姿をまんべんなく見せようと努力した」と述べた。
演出を務めたクロエ・ジャオ監督は昨年、『ノマドランド』でベネチア国際映画祭の金獅子賞から、アカデミー賞の作品賞や監督賞まで、世界の映画祭を総なめにした。
マ・ドンソクは「『ノマドランド』の前作『ザ・ライダー』を観て監督のファンになった」と絶賛した。
そして「『ザ・ライダー』の後にお会いして話を交わした時、芸術的な部分や産業的な部分をまんべんなく理解していると思った。俳優とたくさんコミュニケーションを図ろうと努力される方。謙遜で、俳優とスタッフを尊重してくれ、非常に賢い。すべての監督がすべての部分に答えられるとは思わないが、紛らわしい部分があれば、率直に話してお互いの意見を聞きながら、演じやすくしてくれる。とてもステキな監督だと思う」とも述べた。
映画に登場するエターナルたちは、マ・ドンソクを含めさまざまな人種や性別、年代で構成された。
マ・ドンソクは「クロエ・ジャオ監督は僕たちが想像できなかった部分まで描き、芸術的な部分や娯楽的な部分、新しい世界観と全世界から来た10人の主人公のバランスをうまく合わせて調和させた」と自身を示した。
さらに「スーパーヒーローの映画なので面白く楽しくご覧になっていただけるように作った。ウキウキした気分で楽しめる映画でありながらも、クロエ・ジャオ監督が伝えたい、‟人種、国籍、性別、年齢とは関係なく、一人ひとりが誰なのかを見てあげるのが重要”だというメッセージが込められている。この部分には僕たちも魅了された。力強い個性を持っているが、団結して力を合わせた時が一番、大きな力になる」と強調した。
アンジェリーナ・ジョリーやサルマ・ハエックなど共演した俳優たちとのあうんの呼吸にも胸を張った。
マ・ドンソクは「1、2度だけの対面で、撮影に入らなければならない状況だったが、お互いに心を開いて配慮しながら撮影した。背景が異なる人たちが集まったが、すぐに家族のようになったのが本当に不思議で、良い経験だった。ずっと前から知り合いの友人たちが久しぶりに会って撮影する感じがした。それが映画にそのまま盛り込まれた」と述べた。
マ・ドンソクはアンジェリーナ・ジョリーに関して、「僕の映画をたくさん観てファンだったと言ってくれること自体がありがたいことで、いろいろな国の記者たちに良い話をたくさんしてくれた」と述べた。その後、記者懇談会が続く間、実際にアンジェリーナ・ジョリーが現場へサプライズで登場し、マ・ドンソクを驚かせたりもした。
マ・ドンソクと仲睦まじくハグを交わしたアンジェリーナ・ジョリーは、「もうすぐ私たちが一緒に韓国に行けることを願っている」とあいさつした。また「もともとマ・ドンソクのファンだったので、一緒にアクション映画を撮ったことは信じられない経験だった」と愛情を伝えた。
マ・ドンソクも「撮影した時も、絶対に一緒に韓国に行って、あいさつもして韓国のファンたちに会いたいと話していた。新型コロナウイルスのせいで足を運べないのが残念で、韓国メディアとの懇談会があるというので、応援に来てくれたようだ。義理堅い友人」だと感謝した。
マ・ドンソクはハリウッドでの初めての経験とその後の計画も明かした。
「映画の規模は別として、すべての撮影は大変で、すべてのスタッフと俳優が最善を尽くすのは、韓国もハリウッドも似ている。果てしない大平原だった場所に山を丸ごと作ってあるセットに圧倒されたりもした。(合成用の)ブルースクリーンではない、実際の海辺の絶壁に立つと、没入感が増したりもする。これから制作され、出演するグローバルな作品がたくさんある。『エターナルズ』というブロックバスターに一喜一憂せず、謙虚に黙々と演じるつもり」
『エターナルズ』は韓国では来月3日に、日本では同月5日に公開される予定だ。

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