「ケスンジャ」のPD、「KBSの公開コメディ枠が続く確かな足場になることを願う」
2021年11月22日

「開業式は上手く執り行ったと思う」
KBS 2TVの「ケスンジャ(原題:개승자)」のチョ・ジュンヒPDが初回放送を終えた感想を明かした。
昨年「ギャグコンサート(原題:개그콘서트)」が放送終了となり、1年5ヶ月ぶりに帰って来た公開コメディ番組「ケスンジャ」は、初回放送から5%の視聴率を見せ、“よくやった”との評価を受けた。
最近、書面でインタビューに応じたチョ・ジュンヒPDは、「ケスンジャ」の初回放送について「コメディ番組でいつも見てきたお笑い芸人たちの愉快な姿以外にも、熾烈で真剣な姿などが見られてよかった」と自己評価をしながらも、「一方では“とてもドキュメンタリー気質ではないか”という懸念もある」と話した。
「ケスンジャ」は既存の公開コメディ番組に“競争”という要素を加えたうえ、出演者オファーやアイディア会議など、舞台を準備する過程を盛り込むことで視聴者に新鮮さを与えようという意志を、番組のあちこちに溶かし込んだ。
これに関してチョPDは「サバイバルにリアリティ要素まで加えた番組には初挑戦なため、様々な困難があった」と打ち明けた。
「既存のコメディ番組と差別化するために、競争システムの全過程をお見せする必要があると考えた。これらの要素が、ギャグコナーに対する共感と熱中に、よりつながることを願った。最も難しかったことは、“愉快な脱落”を作り出すことだった。残念さや気まずさが感じられる脱落に見えてはダメだと考えたのだ。そのために、後悔のない舞台を作ることができる雰囲気を組み立てようとした」
「ギャグコンサート」だけでなく「コメディショー嬉々楽々(原題:코미디쇼 희희낙락)」、「笑い充電所(原題:웃음충전소)」など、KBSの各種コメディ番組を演出してきた彼は「サバイバルという点のせいなのか、“ケスンジャ”では熾烈さを越えて悲壮さまで見える」とし、「正統コメディを復活させようという使命感もあるようだ」と現場の雰囲気を伝えた。
また相対的に幼い、KBS公開採用の29~32期のお笑い芸人たちで構成された新人チームに対しては「またコメディができるチャンスを逃してはいけないこと、先輩たちとは異なり基本キャラクターが弱いため、コーナーアイディアや構成により力を注ぐ必要があることから、誰よりも熾烈に準備をしている」と付け加えた。
コメディへの並外れた愛情がある分「ギャグコンサート」の終映で深く胸を痛めたと明かしたチョPDは、「番組そのものがなくなることよりも、KBSからコメディがすべて消えてしまったことが残念だった」と話した。
「公開コメディは生き物だと思っている。舞台上で一方的に見せているように見えるけれど、現場の観客たちの姿を受けて反響し、生きているかのごとく動くのが醍醐味なのだ。“ケスンジャ”がそんなKBSの公開コメディを引き継ぐ確かな足場としての役割を果たすことができれば嬉しい」
最近「ケスンジャ」の公式YouTubeチャンネルの映像で、お笑い芸人のキム・ジュンホがコメディ番組の審議基準を批判したことに対しては、「共感できる部分もあるし、そうではない部分もあるけれど“ギャグはギャグであるだけだ”という部分には100%同意する」という考えを明かした。
「ケスンジャも視聴者の皆様が楽に観ることができるような番組になればと思う。ぎこちなかったり、不快ではないコメディを作る努力はするが“ギャグはギャグであるだけだ”ということを覚えておいていただけたらと思う。少しの緊張が漂うコメディ、予測不可能な結果をポイントとして楽しんで観賞していただきたい」
