俳優ユ・テオの映画『LOG IN BELGIUM』、公開…ベルギーでの隔離体験を自ら収録
2021年11月24日

昨年の早春、ベルギーで海外ドラマを撮影中だった俳優のユ・テオは、新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われ、ロックダウンしたヨーロッパの都市に孤立した。
他の制作陣や俳優たちはドイツ、イギリス、ベルギーの各地に帰って行き、ユ・テオ一人がホテルに残された。
激しい寂しさと恐ろしさに陥っていたところ、アメリカからオーディションのオファーがきた。移動ができないため、映像を撮影して送らなければならなかった。一人残されたユ・テオは、リーディングの相手役を先に演じてスマートフォンで録画。その映像を見ながら再び自分の役を演じた。
そのようにして自転車で回っていたベルギーのアントウェルペン地域のことやホテルの部屋に閉じ込められた自身の話をスマートフォンに収めた。
韓国に戻り、妻でフォトグラファーのニッキー・リー、同僚俳優のチョン・ウヒやイ・ジェフン、映画配給会社の関係者など、知人たちに撮影した映像を見せた。彼らのサポートによって追加の撮影を行い、1時間ほどの長さの映画『LOG IN BELGIUM(原題:로그 인 벨지움)』を作り出した。
23日午後に試写会に続いて開かれた記者懇談会でユ・テオは「演出するという考えはなかった」とし、「こんなふうに劇場で誰かに見せようと撮影し始めたものではなく、恐怖の中で生存しようと撮り始めたもの」だと明らかにした。
さらに「孤立した状況が本当に恐ろしかったし、記録を残さなければと思った。最も率直な僕の姿だし、僕の素顔をさらすのは難しくはなかった。役者として心配する必要がなかったことを、一度にするのが難しかった。携帯電話を三脚で支えて一人で撮影したのだが、誰かが(携帯電話を)持っていくのではないかと心配だった。そのため撮った動画も確認せず、すぐ回収してきた」と説明をした。
ファンたちが地下鉄の駅にかけた誕生日広告の看板の前でダンスをするシーンは、すでにSNSを通じて公開し、話題となった映像だ。
監督としての次回作を問うと、照れくさそうな笑顔でこう答えた。
「俳優生活をしながら楽曲も書き、自分が書いた詩で童話も作った。もともとストーリーテリングが好きで、友だちやニッキーと、『こんなことが本当に面白そう』だという話もたくさんしている。今は俳優としてのキャリアに集中したいが、ずっと前から胸に秘めている話がたくさんある。いつになるか分からないが、どんな方法であれ、その物語の数々を公開したい」
