BTSの2年半ぶりの対面公演、ライブビューイングでも大盛況…客席を彩るARMY BOMBの波
2022年03月15日

12日午後、ソウル・松坡(ソンパ)区のロッテシネマ・ワールドタワー店のスーパープレックスG館。普段なら大作映画を観ようとする一般客でごった返すが、同日ここを訪れた人々の装いはまったく違っていた。
午後6時から蚕室(チャムシル)総合運動場・メインスタジアムで開かれる「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - SEOUL」の2回目の公演の“ライブビューイング”会場となっていたためだ。生中継開始1時間前からロビーはボーイズグループBTS(防弾少年団)のファン“ARMY”で賑わった。
紫色の服やアクセサリーで着飾ったARMYは、BTSの応援ツールである“ARMY BOMB”を手にぎゅっと握りしめていた。上映館を背景に“認証ショット”を撮影する人々も目を引いた。
BTSのコンサートのライブビューイングは、韓国をはじめ計60か国の劇場で行われた。ロッテシネマのワールドタワー店は、ファンがARMY BOMBを揺らしながら応援する“ARMY BOMB上映会”が行われたソウル唯一の劇場だ。
公演会場と地理的にも隣接しており、BTSとできるだけ近くにいたいファンの間で、前売りチケットの争奪戦が繰り広げられた。先月24日に前売りが開始されると、わずか5分で約440席のチケットは完売。
1階に設けられたBTSのグッズ売場を見て回っていたファンは「現場のコンサートの“ピケッティング(血のにじむようなチケット争奪戦)”に失敗して残念だったが、劇場でもBTSを見ることができてよかった」とし、「公演会場で共に息を合わせるという思いで楽しみたい」と述べた。
また光明(クァンミョン)から来たファンは「光明地域にもライブビューイングを開催する場所があるが、ARMY BOMB上映会にどうしても来たくて、わざわざ蚕室まで運転してきた」と笑みを見せた。
上映館内の照明が消え、世界最大規模に匹敵する横34メートル、縦13.8メートルの超大型スクリーンにBTSの姿が映し出されると、客席はどよめき始めた。ARMYは、新型コロナウイルスの防疫守則に従い歓声や“大合唱”の代わりにARMY BOMBや拍手で応援。
440個あまりのARMY BOMBは、ペアリング(無線接続)なしの中央コントロール形式でリアルタイムに色が変わり、劇場の中を照らした。BTSが4thアルバムのタイトル曲「ON」でオープニングを飾ると、ARMY BOMBにはBTSを象徴する紫色の光が灯った。「FIRE」や「Butter」のステージの時は曲名に合う赤と黄色が灯った。
ファンは2時間以上にわたる公演の間、底なしのバイタリティで力強くARMY BOMBを揺らした。その場で小さく踊ったり、リズムに乗ったりする人も多かった。
コンサートの現場ではないが、観客はBTSが目の前にいるかのように共に呼吸を合わせた。リーダーのRMとJ-HOPEが拍手を求めると、客席からは割れるような拍手の音が聞こえた。メンバーたちの冗談やいたずら一つひとつにもリアクションし、大きく笑った。SUGAは「世界の劇場で100万くらいの人が僕たちを見ていると聞いている」とあいさつをしたりもした。
「DOPE」のステージの時には、映像プラットフォームのメリットを最大限に活用した演出が目立った。メンバーの一人ずつがカメラを手にして、顔を近づけたまま歌を歌うと、スクリーンはBTSの姿でいっぱいになった。
クライマックスは、公演の後半部だった。アンコール曲の「EPILOGUE : Young Forever」のステージの時、スクリーンには拍手を促すメッセージが表示され、観客は渾身の拍手を送った。「劇場にいる方々、一緒に波に乗ろう」というメンバーの言葉に客席の右側から順番にARMY BOMBの波ができた。最後の曲「Permission to Dance」でRMが「一緒に踊ろう」と呼びかけると、客席に座っていたファンは楽しくポイントダンスを踊った。
公演が終わった後、ARMYは名残惜しさを口にしながらも、ウキウキとした表情で劇場を後にした。
大学生のファンは「2019年に足を運んだコンサートと比べることはできないが、大きな画面とサウンドが期待したよりはるかに鮮烈でよかった」とし、「次に機会があればまた来たい」と満足感を表した。
