KOYOTEのシンジ、初ミニアルバム『Always here』発売…“私はここにいる”というメッセージを盛り込む

2022年03月18日

「長い間応援してくださったファンに証明したかった。私が歌手をどれだけ愛しているのか、またどれほど一生懸命にやりたいのかということを」
ある人は歌手シンジ (KOYOTE)の声には“指紋”があると言った。どこで聞いてもシンジの声をはっきり区別できるという理由でだ。1998年にグループKOYOTEのメインボーカルとしてデビューした彼女がいつの間にか25年目の歌手になった。
最近、ソウル・麻浦 (マポ)区のある放送局の近くでインタビューを行い「18歳にデビューして人生の半分以上を“シンジ”という名前で暮らした。考えてみると幼い頃は何も知らず、歌もよく声を張り上げていた」と回想した。
彼女は「歌を歌うシンジでなかったら、今にいたるまで何をして暮らしていたのだろうかと時々考える」とし、「どんな歌を歌っても、何をしても『シンジでしょ』、『シンジの声じゃないか』という言葉に感謝するだけ」だと述べた。
地道にシングルをリリースし、歌手活動をしてきた彼女は最近、デビュー24年を記念するアルバムをリリース。
ソロとして初のミニアルバムとなる『Always here』には、文字通り“私はここにいる”という意味が込められている。
シンジは「歌手としてのシンジを恋しく思う方々が多かった。これまでバラエティやラジオなどさまざまな活動をしてきたが、歌手としてのアイデンティティを腑に落ちなく思うファンに、『私はここにいます』と確認させたかった」と説明した。
このような願いのようにアルバムにはKOYOTEのメンバーではない、ソロ歌手“シンジ”のさまざまな姿を盛り込んだ。
“ヒット曲製造機”と呼ばれる作曲家のチョ・ヨンスと有名作詞家キム・ウンギョンが意気投合したタイトル曲「I hope」は、2000年代序盤の感性を生かしたミディアムテンポのバラード曲で、シンジが初めて挑戦するジャンル。
シンジは「今回のアルバムをレコーディングしながら、『歌がうまくなりたい』という思いが何度もよぎった」とし、「数曲を歌いながら、『あー、上手になりたい』、『本当にうまくやり遂げたい』という思いで髪を何度もかきむしった」と打ち明けた。
収録曲「Heartbroken」を作業した時は、曲名の2文字 (原題の맴찢)について作詞家やプロデューサーと3、4カ月も悩んだ。
シンジは「KOYOTEのメンバー、ジョンミンさんが私が歌うソロ曲の中で3本の指に入ると言った曲でもあるが、最後まで苦悩が多かった。本当に良い曲が多いが、チャートの成績だけで判断してほしくない (笑)」と述べた。
心配とは異なり、ファンの応援が相次ぎ初回分に制作したアルバムはすべて売れたと所属事務所の関係者は伝えた。
長い活動で今はキャリアもかなり積まれたようだが、シンジは歌う瞬間ごとに悩みが多いという。
KOYOTEの「Genuine」、「Meeting」、「Emergency」、「Fact」、「Paran」など数多くのヒット曲が愛されてきたが、最近リリースした楽曲はそれほど注目されず、「毎回まったく同じなのでは」、「オールド (old)だ」という指摘も多かったという彼女は率直に述べた。
シンジは「歌をリリースするたびに『なぜ、シンジの名前でこれしかできないのか?』という指摘が多いのも知っている」とし、「私が持つ能力や実力と比較してより高く評価してくださる方々も多いだけに、また答えを探しているところ」だと付け加えた。
彼女は依然として“舞台緊張症”が残っているとしながら、「ある瞬間、自信を持って歌を歌う方法を失ってしまったようだ。しかし今回だけは欲も出て、楽しく作業しながら爽やかに歌った」と明るく笑った。
シンジは「ファンが聞きたがる歌と私が歌いやすく上手に歌える歌の間にはすき間がある。これをどのように狭めていくのか、私の一生の宿題なのではないかと思う。良い歌で少しずつお聞かせしたい」と述べた。
コロナ禍で多くの人々がそうであったように、シンジもつらい時期を送った。
ファンの前で歌う機会がぐっと減り、居場所を失ったような感じさえしたという。シンジは「2019年にKOYOTEの初単独コンサートを開いたが、その時できなかったら決して開催できないところだった」と述べた。
このような状況で彼女を立ち直らせたのもやはりファンの応援だった。
シンジは「私を、そしてKOYOTEを好きになってくださるファンの方々は本当に義理がある」とし、「その時代を一緒に過ごしてきた方々が、私たちの歌を聞きながら思い出を振り返り応援していると言っていた」と感謝を伝えた。
自身を省みながら心の中のプレッシャーを少しずつ軽くした彼女は最近、「元気そうに見える」や「明るくなった」とよく言われるという。
来年になればもうデビュー25周年、シンジは将来どんな姿で記憶に残りたいのだろうか。
彼女は「以前は多様なジャンルの楽曲を歌い、何でも上手なシンジとして残れたらと思った。しかし今は最後まで諦めなかった歌手として記憶されたい。つらい時も多かったが、少しずつ乗り越えているから」と語った。

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