『The Witch2』のパク・フンジョン監督、「全体の話の10分の1も出していない」
2022年05月26日

「この4年間、地球村 (テレビ、コンピュータなどの電子通信媒体の開発と交通手段の目覚ましい発達によって、全ての国が一つの村のように深い関係を築いて生きていくようになった地球のこと)では、多くの事件事故が起こった。元々のスケジュールより遅れてしまい、ストーリーが変わったりもした。まだ全体の物語の10分の1も出していないと思う」
パク・フンジョン監督は24日、映画『The Witch/魔女2 (原題:마녀 2)』の制作報告会で「状況に応じて、やれる話を先にやった」と語った。
2018年に公開されたミステリーアクション映画『The Witch/魔女』には、サブタイトル「Part 1. The Subversion (転覆)」がつけられている。最初からシリーズものとして計画された映画だということだ。パク監督は、前編の公開当時「Part2のテーマは“衝突”」だと予告していた。
しかし、『The Witch/魔女2』のサブタイトルは「Part2. The Other One (他の人)」。パク監督は、「(前編の主人公) ジャユンの根源を探る過程ではある」、「“衝突”編が抜けて次の章が先に出たと考えていただければいいと思う」と説明した。
『The Witch/魔女2』は、焦土化した秘密研究所で一人生き残り、世に出た少女 (シン・シア)の前に、それぞれ異なる目的で彼女を追う勢力が現れ、繰り広げられていく物語だ。
プロットだけ見ると、前編と大差ないように感じるが、前編でキム・ダミが担った“魔女”をはじめとする登場人物が、がらりと変わった。魔女を追う勢力が増え、人物関係も複雑になった。
前編で、ジャユンの銃弾に当たり倒れた“ドクター・ペク”に代わり、彼女の双子の妹“ペク総括”が魔女プロジェクトの創始者として登場する。ドクター・ペクに続き、ペク総括役を担ったチョ・ミンスは「2人は持っている考えが違う」と話した。
ペク総括の命令を受けた本社要員の“チョ・ヒョン” (ソ・ウンス)や、超人間主義グループの権力者であり秘密研究所管理責任者の“チャン” (イ・ジョンソク)、彼らとは違う目的を持つ組織のボス“ヨンドゥ” (チン・グ)が少女を追う。中国・上海 (シャンハイ)に拠点を置く「疑問の4人部屋」も加わる。パク監督は「(魔女プロジェクトの) 主要実験室7カ所のうちの一つが上海にある」と説明。
イ・ジョンソクは、パク監督の前作『V.I.P. 修羅の獣たち』以来、5年ぶりにスクリーンに復帰した。
パク監督は、「『V.I.P. 修羅の獣たち』の時に、(イ・ジョンソクは)賢い俳優だと思った」とし「多くの説明をせず、動きだけでキャラクターの秘密と事情を伝えるためには、俳優イ・ジョンソクが必要だった」とキャスティングの理由を明かした。
『The Witch/魔女』は、漫画的想像力をベースに、明瞭で迫力満点のアクションを全面に押し出している。
続編のアクションは、そのようなパターンを維持しながらスケールを大きくしたものと見られる。パク監督は「Part1のアクションが、限られた空間で繰り広げられたとするなら、Part2はその空間をもう少し広げた」、「お金をたくさんかけた」と話した。撮影は、済州 (チェジュ)島で行われた。
中心人物であり、最も強力な実験体である魔女のキャラクターにも変化がある。
ジャユンは研究所から出て、10年間平凡な家庭で生活したのに対し、少女は研究所の外が初めての世界だ。そのため、感情を表現するのがつたない魔女として描かれている。
シン・シアは1408分の1という倍率のオーディションを勝ち抜き、少女役に抜擢された。彼女は「実際に超能力はないので、たくさん想像した。想像だけでは足りない部分は、マーベル映画など、超能力者が出てくる映画を参考にした」とし「ダミさんの演技が素晴らしいので、プレッシャーもあったが、足を引っ張らないようキャラクターを研究し、責任持って撮影に臨んだ」と話した。
映画『新しき世界』や『V.I.P. 修羅の獣たち』、『楽園の夜』などを演出したパク監督は、“ジャンル映画マスター”として知られている。それより前には『生き残るための3つの取引』や『悪魔を見た』の脚本を手掛け、注目された。
パク監督の演出デビュー作『血闘』以来、12年ぶりにパク監督とタッグを組んだチン・グは「相変わらず話し上手だと感じた」とし「ベテランの雰囲気が増したようで、演技者としてはさらに信頼が生まれた」と語った。
