マ・ドンソク主演映画『犯罪都市2』、エンディミック時代で初の1000万映画なるか…前作を超え800万人超動員
2022年06月06日

俳優マ・ドンソクが主演した犯罪アクション映画『犯罪都市2(原題:범죄도시 2)』のヒットに歯止めがかからない。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(755万人)を抜き、新型コロナパンデミック以降の最高ヒット作というタイトルを手に入れたのに続き、累積観客数1000万人も夢ではなくなってきた。
『犯罪都市2』の累積観客数が1000万人を超えれば、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』以降3年ぶり、“エンディミック(伝染病の風土病化)”初の1000万映画となる。
5日、映画振興委員会の映画館入場券・統合ネットワークによると、『犯罪都市2』は公開18日目となる前日に約46万6000人を追加し、累積観客数は約831万6000人となった。
『犯罪都市2』は、わずか1日だけ2位に落ちたが、連日ボックスオフィスの首位に立ち、公開から3週目に入っても衰えぬ勢いを誇っている。
『犯罪都市2』のヒットは、さまざまな面で予想を超えている。
当初、劇場街ではハリウッド大作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(以下、ジュラシック・ワールド3)』が公開されれば、観客は大幅に移ると予測されていた。しかし、『犯罪都市2』は、公開から2週間、まるで競争作などなかったかのように観客を独占した。
また、「弟は兄にかなわない」という俗説どおり前編の興行記録を大きく上回るのは難しいとの見通しもあった。しかし公開14日目となる先月31日、観客数700万人を突破し、前編の688万人を上回った。それだけでなく、翌日公開された『ジュラシック・ワールド3』をものともしなかったのだ。
『犯罪都市2』は『ジュラシック・ワールド3』の公開日である今月1日、ボックスオフィスの1位を奪われたが翌日には首位を奪還。6月4日~6日までの3連休で底力を発揮した。
公開から70%内外をキープしていた上映シェアは1日、『ジュラシック・ワールド3』の公開とともに29.1%に急減したが、3日ぶりに40.6%まで上昇。多くの劇場が『犯罪都市2』に再びスクリーンを譲っているという話だ。
『ジュラシック・ワールド3』は、観客の好みが分かれたのに対し、『犯罪都市2』は、高評価が口コミで広がり続けているためだと分析された。『犯罪都市2』は実際に、観覧客の評価が反映されるポータルサイトNAVERの評点と、CGVゴールデンエッグ指数で『ジュラシック・ワールド3』を大きく引き離している。
シリーズものとしては、ランクインへの障壁が高くないうえ、等級が15歳以上観覧可に一段階引き下げられたことも影響した。最近、放送されている人気ドラマによって“旬の俳優”となったソン・ソックの出演も一役買った。シネコンCGVの分析によると、観客のうち10代が3.5%を占め、性別では女性が53.5%と男性(46.5%)より多かった。
今後の興行には、今月8日公開予定の『ベイビー・ブローカー』が、大きく影響を及ぼすものと見られる。主演ソン・ガンホのカンヌ最優秀男優賞受賞や、カン・ドンウォン、イ・ジウン(歌手のIU)、ペ・ドゥナなど豪華キャスティングで話題を集めた作品だ。『ベイビー・ブローカー』を演出した是枝裕和監督のこれまでの前作は、韓国で10万人前後の観客を集めるに留まったが、今回は過去の成績をはるかに上回るものと予想される。
あるシネマコンプレックスの関係者は、「『犯罪都市2』の公開前は、前編の興行記録を超えるかが関心事だったが、今や観客数1000万人突破が視野に入ってきた」とし、「大作が公開される夏の繁忙期前に、大型興行作が登場し、韓国映画に対する期待値がさらに高まることになった」と述べた。
