ベールを脱いだBTSの新曲「Yet To Come」、“最高”という称賛から脱し音楽への愛だけを込めたナンバー
2022年06月13日

「いつからか付いた心地悪い修飾語/最高という言葉は未だに照れくさい/僕はね、ただ音楽が好きなんだ…」
ベールを脱いだボーイズグループBTS(防弾少年団)の新曲「Yet To Come」は、ワールドスターとなった彼らの率直な心情を、淡々としたメロディーで表現した。
所属事務所のBIGHIT MUSICの看板プロデューサーPdoggをはじめ、メンバーのRM、SUGA、J-HOPEらが作詞と作曲に参加したこの楽曲は、ミディアムテンポのオルタナティブヒップホップジャンルだ。
R&BとSoulのボーカルをサンプリングし、音程と速度を自由に調節した後、再び配列してビートに反映させるいわゆる“チップマンクソウル(Chipmunk soul)”のサンプリング法で作られた。
所属事務所のBIGHIT MUSICは「最初から最後まで淡々としているが力強く、“厳しい時期をともにし、多くの出来事があったが『あなたの明日はさらに輝くだろう』”と伝える楽曲」とし、「逆境と歓喜の瞬間をいつもともにし、絆が深まった、昨日や今日より明日がもっと期待されるBTSの話」だと紹介した。
実際に「Yet To Come」は、3分13秒のランニングタイムの間ずっと、温かな雰囲気の曲調が続く。そこにメンバーの落ち着いたボーカルが加わり、リスナーの心を穏やかにする。
何より目を引くのは、メンバーの心境を盛り込んだような歌詞だ。
BTSは楽曲を通じて、「いつからか、みんなが言ってる/僕たちを最高だと/知り得ないnames/もはや重いだけ/歌が好きだったと/ただ駆けてきただけだと」と、音楽より“肩書き”に注目する世間に対するプレッシャーを吐露した。
また「僕は僕はね/ただ音楽が好きなんだ/あの時と変わったことなんてない」とし、「僕は変化は多かったけど/変わりはなかった」と、音楽への変わらない純粋な情熱と愛を強調した。
彼らはこの9年間、自分たちを支えてくれたARMY(BTSのファン)に向かって、「僕たちの最高の瞬間はまだ来ていない(You and I best moment is yet to come)」と、希望のメッセージで楽曲を締めくくる。
「Yet To Come」のMVもやはり、このような楽曲の雰囲気が忠実に映像で盛り込まれた。
広々としたある砂漠で撮影されたMVには、BTSの主要ヒット曲のMVに登場していたアイテムが登場し、彼らの過去と現在をつなぐコンセプトで撮影された。
BIGHIT MUSICは「『Yet To Come』は、BTSが歩んできた音楽の道のりを振り返ると同時に、きらびやかに輝く未来を約束する楽曲であるため、MVもBTSの過去と現在、そして未来に対する期待を見せる内容にした」と紹介した。
ニューアルバム『Proof』には、タイトル曲以外にも「Run BTS」や「For Youth」などの新曲が2曲さらに盛り込まれた。
「Run BTS」は“変わらず走る”という7人のメンバーの誓いを込めた強烈なアップテンポのヒップホップジャンルのナンバーで、メンバーのRM、J-HOPE、JUNG KOOK、SUGAが楽曲の作業に参加した。BTSのデビュー当初の覇気あふれる自由奔放さを感じることができる。
「For Youth」は、きらびやかな青春をプレゼントしてくれたARMYに対するBTSの感謝の気持ちを綴った楽曲だ。
BTSは柔らかなサウンドとアナログサウンドが調和をなす旋律に「残りの人生の間、君のそばにいる(I'll be with you for the rest of my life)」とファンへの約束を歌った。
