BTS、グループ活動の暫定中断を電撃発表…ソロ活動で“チャプター2”を開く
2022年06月15日

ボーイズグループBTS(防弾少年団)が、デビュー9年目にしてグループ活動の暫定中断を電撃発表した。
解散ではないが、世界トップクラスのアイドルでケタ外れなファンを擁する彼らの発表は、K-POPを超え世界の歌謡界や大衆文化の分野に大きな波紋を及ぼすものとみられる。
BTSは14日午後遅くにアップしたYouTube動画「真のバンタン会食(原題:찐 방탄회식)」で、「僕たちがしばらく立ち止まり、休んで気が緩んでしまっても、これからの時間のためには必要なこと」と明かした。
この動画は、BTSメンバーが酒を飲みながら心の中の深い話を打ち明けるというコンセプトで撮影された。メンバーは、色々な種類の酒や食べ物を楽しみながら、この9年間で経験した悩みを素直に打ち明けた。
リーダーのRMは「『Dynamite』まではこのグループが僕の手の上にいる感じだったが、その後の『Butter』や『Permission to Dance』からは僕たちがどんなグループなのかよく分からなくなった」とし、「“どんな話をして、どんなメッセージを投げかけるのか”は、とても重要で生きていく意味となるのに、そのようなことがなくなった」と述べた。
メンバーはグループ活動の暫定中断の背景に、グループ活動に埋もれ、いまだ振り返れていない“個人の成長”を挙げた。
RMは「K-POPアイドルのシステム自体、人が成熟する時間をくれない」とし、「ずっと何かを撮り、やり続けなければならないので、自分の成長する暇がない」と述べた。
さらに「僕は人間として、10年前と大きく変わった」とし、「自分自身で考え、自分だけの時間を持った後に、それらが熟成されて自分自身の物として世に出なければならないのに、10年間このようにBTSの活動を物理的に行っていると、自分自身が熟成されていなかった」と吐露した。
RMはまた、「僕たちが全盛期を迎えている時点で、どんな方法であれ、世の中で機能しなければならないのに、考える暇をもらえなかった」、「いつからか僕たちのグループが何なのか分からなくなった。僕とグループがこれからどこに進むべきか、見えなくなった」と付け加えた。
彼は「ラップを翻案する機械になり、英語を頑張ることで僕の役割は終わった」、「(グループが)方向性を失ったので、考えてからまた戻りたかったが、このようなことを話すと失礼になるかもと思った。ファンが僕たちを育ててくれたのに、その方々の気持ちにお応えしていないことになるのではと思った」と苦しみを語った。
SUGAも「歌詞が、言いたいことが、出てこなかった」とし、「(いつからか)無理やり絞り出していた。今は本当に言いたいことがない。何を言えばいいのか分からない」と創作の苦痛も訴えた。
BTSは今後の活動変化として、これまで“ミックステープ(非正規音盤)”でだけ行っていたソロ音楽活動を正式に展開していくと明らかにした。その第一弾はJ-HOPEになる見通しだ。
J-HOPEは「個人のアルバムに対するBTSの基調変化を語らなければならない」とし、「BTSのチャプター2に進むのに重要な部分」だと言及した。
RMは「“ミックステープ”と言っていたコンテンツを、これから本格的に(正式)アルバムとして転換する」とし、「J-HOPEのコンテンツから正式に発売するだろう。個人の何かを発現するには遅すぎた」と紹介した。
JINは「僕は俳優になりたかった」とし、「アイドルをやりながら、より多くのことを経験したので、そっち(俳優)に対する未練はないと思っている。しかし人生は分からない」と述べた。
BTSは今月10日、チャプター1を整理するアルバム『Proof』を発売し、200万枚以上のセールスをあげた。“チャプター1を整理する”というのは、結局グループ活動にしばらく休止符を打つという意味だったわけだ。
RMは「人々が望むパフォーマンスを(今回)お見せできなくて本当に申し訳ない」としながらも、「またカムバックした時にきちんとお見せする」と述べた。
それとともに「BTSをずっとやりたい。長くやるためには僕が僕として残っていなければならない」、「昔のようにかっこよく踊ることができなくても、BTSとして、RMとして残っていたい」と強調した。
メンバーは、この9年間変わらずに支持してくれたファンへの愛も余すところなく示した。
RMは「皆さん(ファン)が僕たちの本質」、「だからいつも皆さんを手放すことができない。今の活動がつらいと話しながらも、罪悪感を覚えるのは、皆さんがそれを恨むかもしれないと思うからだ」と述べた。
所属事務所のBIGHIT MUSICは15日、報道資料を通じて「BTSはグループ活動とソロ活動を“並行”する計画を明らかにしたのだ」と強調した。
ここでの“並行”とは、BTSとしての音盤発売など音楽活動は当面休止するが、ウェブコンテンツや広告撮影などのグループ活動は継続するという意味と見られる。
BIGHIT MUSICは「BTSはグループ活動とソロ活動を並行する新しいチャプターを始めることになる」とし、「メンバーそれぞれが、さまざまな活動で成長する時間となるだろう。今後BTSがロングランするグループになるための“必要な糧”だと期待している」と伝えた。
