デビュー10周年を迎えたソン・スンヨンの新たな挑戦…「これからが本当のスタート」
2022年06月30日

「息つく間もなく走っていたら、10年があっという間に過ぎていた。思ったより短かったとも思うが、これからが本当の“スタート”ということが、うれしい」
爆発的な歌唱力で「パワーボーカル」、「モンスターボーカル」という評価を受けてきた歌手ソン・スンヨンが30日、インタビューに応じ、デビュー10周年を迎える感想をこのように語った。
ソン・スンヨンは2012年、オーディション番組で優勝し、一躍有名になった。
デビューアルバム「憎いアヒルの羽ばたき (原題:미운 오리의 날개 짓)」で本格的に歌手活動を始めた彼女は「不朽の名曲」など、様々な音楽番組で実力を認められ、ミュージカル俳優としても活躍した。
ソン・スンヨンは「これまで、私の人生においても、音楽においても、たくさんのキャリアを積み上げてきたと思う」とし「これからは、お見せしたかった音楽や、私が真剣に向き合っている音楽を、思い切り始められる」と話した。
彼女は「過去の自分に点数をつけるとするなら、100点満点中、96点くらい」とし「若さゆえに気づけなかった部分があり、舞台の上でも、それ以外でもミスをしてしまった。悔しい思いをした分の4点を引いた」と付け加えた。
歌の道を歩いてきた日々は幸せだったが、いい瞬間ばかりだったわけではない。
精力的に活動していた2016~2017年、声帯にポリープができ彼女は、声をうまく出せなくなってしまった。
ソン・スンヨンは「歌うことで喜びを感じ、生きる理由を見つけてきたのに、その全てを失うかもしれないということが怖かった。なんのために生きているのだろうと思った」と当時の心の内を打ち明けた。
しかし、好きな歌をもっと長く、たくさん歌おうと再び立ち上がったという。
彼女は「見方によっては、ケガをした運動選手のようだった。(ポリープという問題を)生涯、抱えながら (のどの状態は)大丈夫なのかと確認し、気を使わなければならないので」としながらも「コツコツとリハビリを行い、今は97~98%まで回復した」と語った。
今月から始まった「See;real」プロジェクトは、ソン・スンヨンの新たな挑戦の一つだ。
このプロジェクトは、発売当時こそ注目されなかったが、高い完成度の隠れた名曲を見つけ、それにソン・スンヨンならではの優れた感性を加えるというものだ。Part1の曲には、シンガーソングライターのイ・ジュノが歌った「Nothing Special」を選んだ。
ソン・スンヨンは「このプロジェクトのキーワードは“共感”」だとし「何曲歌うか、どんな曲を歌うかなどを制限せず、多くの人に知ってもらいたいと思う曲を、選ぼうと思う」と強調した。
まだフルアルバムを出していない彼女に「今は他人の歌ではなく、ソン・スンヨンの歌を歌うべき時期だ」とアドバイスする人も少なくない。ソン・スンヨン自身も、これをよく分かっているという。
しかし彼女は、「やらなければならない宿題ではある。でも音楽というものは、誰が歌ってもいいもの。その歌を聴いた誰かが、楽しかった思い出を思い出したなら、それだけでも音楽が与える力は大きい。そのように考えたら、少し (フルアルバムを出さなければという思いを)下ろすことができた」と述べた。
ソン・スンヨンは今年、自身の名前をかかげたフルアルバムを出すべく、全力で作業する予定だ。
彼女は「1から10まで、しっかり楽曲を入れようと思う。自分だけのカラーをはっきりと出そうと作詞、作曲、編曲など多くのことに参加した」、「先行公開曲を数曲発売する予定だが、フルパッケージは、少し時間がかかりそうだ」と伝えた。
彼女は、時間がかかったとしても、納得のいくアルバムを作りたいと明かした。
「これからの目標?簡単に言うなら“健康なアーティスト”。私の歌を聴いたり、私という人を見たりした時、“本当にステキなアーティストだ”と思っていただけたらうれしい。いいエネルギーはおまけ (笑)」
