映画『宇宙+人』出演のキム・テリ、「映画にあり得ないなんてない」

2022年07月21日

「映画『グリーン・デスティニー』を、皆さん楽しんで見たと思う。映画にあり得ないということはない。だからこそ映画を楽しむのだ。現実ではあり得ないことを夢見て想像し、死ぬまでに経験できないようなことをスクリーンで味わうのだと思う」
18日、オンラインで会ったキム・テリは、「できるだけ現実に近づけるために、女優としてできることは何かと悩んだ時もあったが、無駄な悩みだった」と話した。
今月20日に韓国で公開された映画『宇宙+人 (原題:외계+인)』第1部で、キム・テリは高麗時代末期に登場する雷を撃つ女“イアン”役を担い、昔の武侠映画にありそうなアクション演技を披露した。
キム・テリは、Netflix映画『スペース・スウィーパーズ』(2020)に続いてSFに出演し、映画に対する考えが変わったと話した。
「私もそんな考えにとらわれている時があった。『スぺ―ス・スウィーパーズ』の時もそうだった。しかし、私の体をシナリオに任せたら、女優としての新境地が開けた。宇宙映画まで出た今、できない話はない。思い切り想像の翼を広げればいい」
第2部まで制作された映画『宇宙+人』は、好みが分かれる。韓国映画では見ることができなかった新しい試みという評価があるいっぽう、SFアクションと武侠映画を合わせて時空間を移動するうえ、登場人物が多く、まとまりがないという酷評もある。キム・テリは、「第2部は、もっと面白いと言うのには、理由がある」と明かした。
「これだけ膨大なストーリーを、5時間で話すには説明が必要。登場人物、人物の関係、高麗時代と現代を行き来する設定、多くのアイテムについての説明もしなければならない。今、説明が終わったので、(ストーリーの)渦の中に入った。第2部は何かを説明するのに時間を費やす必要はない。面白いストーリーを楽しむだけと考えていただければ、いいと思う」
第2部まで同時に撮影した『宇宙+人』において、イアンは存在自体がスポイラー (ネタバレ)に近い。映画が、2022年現在と640年前の高麗時代を行き来する核心的な理由を提供するためだ。キム・テリは「全ての人物が、意味を持ってつながっている点が興味深かった。アクションスクールに通いながら学んだ多くの動作が、カットされていたようで、残念だった」と笑った。
パク・チャヌク監督の『お嬢さん』(2016)で映画界に彗星のごとく登場したキム・テリは、『1987、ある闘いの真実』(2017)や『リトル・フォレスト 春夏秋冬』(2018)、数々の人気ドラマに出演し、いつのまにか定評のある女優になった。キム・テリは「以前は、堂々としたふりをすることが多かったが、今は本当に堂々としている」と話した。
「これが本物か偽物なのかと疑わなくてもいい瞬間が来たのだと思う。絶えず自分に問い、人に教わる過程で、“もう自分を正確に捉えられている”と思った瞬間があった。以前より150倍ほど堂々としている。この状態が変わるかもしれないということも知っている」
彼女は、「女優という“限界のなさ”が、これから壊れても、ぶつかっても、成功しても、失敗しても、進むことができる原動力」だとし「これから出会う多くのキム・テリが楽しみだし、皆さんにもプレゼントしたい」と語った。

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