ラ・ミラン主演『正直な候補2』…コメディー要素はそのまま、“真実の口”は2人に

2022年09月21日

当選歴3回の議員、ソウル市長候補。華やかな経歴を持つ元国会議員チュ・サンスク(ラ・ミラン)は、選挙に落選後、江陵(カンヌン)で隠遁生活を送る。
ある日、“政治の世界では終わった”と再入党を断られた“サンスク”にチャンスが訪れる。トラックに乗ったまま海に落ちた青年を全身を投げ出して救ったのだ。マスコミの報道で再びスポットライトを浴びるようになった彼女は江原道(カンウォンド)知事として政治人生の第2幕を始める。
当選直後、「道政刷新」に対するサンスクの意志は固い。これまでの事業をすべて見直し、血税が浪費されるのではいか、もしや相場屋の私服を肥やしているのではないかと細かに調べる。10分単位で入っているスケジュールをテキパキとこなす。
しかし、まもなく危機が訪れる。進行していた建設事業がすべて取りやめとなり、働き口がなくなったと抗議する道民たちが増えたのだ。サンスクの活動には“無謀さ”という代名詞が付き、同知事としてのポジションは次第に危うくなる。
そんなサンスクに一筋の光のように近づいてきた人物は、苦楽を共にしてきた秘書室長の“パク・ヒチョル”(キム・ムヨル)ではなく、道庁歴18年の江原道庁建設交通局長の“チョ・テジュ”(ソ・ヒョヌ)だった。
就任初日、引くドアを押して開けようとするサンスクの姿を見るやいなやドアを付け替え、車両のエアコンが故障するとアイスパックにハンディファンまで持ってくれるテジュは、誰より道知事のご機嫌取りに熱心だ。サンスクの信頼を得た彼は“再任”のためには土地事業が必要だと江陵の新しいランドマークとなる「ル・江陵」事業の許可を得る。
テジュの助力に支えられサンスクの支持率は次第に上がり、江原道は自治体評価1位にまでなる。再び権力の味をしめたサンスクは、再任を口実に「ル・江陵」のせいで魚の群れを殺すことになるということを知りながらも目をつむる。
亡くなった“オクヒ”(ナ・ムニ)おばあさんが怒ったのだろうか。サンスクはもう一度嘘をつけない体に変わってしまう。今度はヒチョルまで共に“真実の口”を持つことになり、サンスクの道知事再任は、白紙の危機に瀕する。
映画『正直な候補2(原題:정직한 후보 2)』は、嘘がつけなくなった主人公が一連の事件を経験しながら、自身の過ちを反省し、初心に帰るという前編のフォーマットにそのまま従いながらも新しい人物と設定を加えた。
前作でサンスクを物心両面で助けたヒチョルまで“真実の口”を持つようになり、危機は倍になる。サンスクの嫌いな義姉の“マンスン”(パク・ジンチュ)、ヒチョルのライバルの“テジュ”、建設会社のCEO“ヨンジュン”(Highlightのユン・ドゥジュン)などが合流し、人間関係も多様化した。
同じ危機に陥ったサンスクが取るアップグレードした対処方法も笑いを誘う。嘘をつけなくなったサンスクは、避けられない瞬間はわざと倒れたり、舌を噛んだりして、真実が口から出ないようにする。意味が分からない外国語でごまかしたりもする。
『正直な候補2』は今月28日に韓国で公開される。上映時間は107分で年齢制限は12歳以上観覧可だ。

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