ドラマ「ウラチャチャ私の人生」でカン・チャヨル役を務めたヤン・ビョンヨル、「分別のないキャラクターに欲が出た」

2022年10月04日

「オーディションを受けた日、監督に『上手くやれそうか?』と聞かれた。家に帰って落ち着いて考えてみて、自信が湧いたらその時お話しますと答えた。若い頃は根拠もなく『できる』と言っていたが、生半可な自信で迷惑をかけたくなかった」
最近、幕を閉じたイルイル(日日)ドラマ「ウラチャチャ私の人生」で初の主演を務め、多くの傷を持つ分別のない財閥2世の成長期を繊細に表現した俳優ヤン・ビョンヨルは、オーディション当時をこのように振り返った。
ドラマの終了を控え、ソウル・鍾路(チョンノ)区寿松(スソン)洞で会ったヤン・ビョンヨルは、「これまで善良で模範的なキャラクターを主に演じたが、“カン・チャヨル”は鋭いながらも分別や礼儀のないキャラクターなので挑戦してみたかった。うまくやり遂げられそうだと思った」と述べた。
彼が演じたカン・チャヨルは、幼い頃両親を失い、叔父の養子となる。会社の経営権めぐり、彼をけん制する母親や兄から離れ、独立する日だけを指折り数えて待つ人物だ。初めて会った人にいきなりタメ口で話すなど傍若無人だが母親と兄には弱い。
彼は「(どんな人であろうとも)両親を事故で失ったカン・チャヨルの母親と兄になってくれた人たち。カン・チャヨルは見た目よりも心が優しく、情に厚い。だから友人だった“ペク・スンジュ”(チャ・ミンジ)が意地悪をして、母親と兄がけん制しても突き放せなかった」と述べた。
劇中、カン・チャヨルは明るく前向きなインターンの“ソ・ドンヒ”(ナム・サンジ)に出会い、恋に落ちながら、人に対する接し方を学び成長する。
ヤン・ビョンヨルは「撮影中、実際に胸がキュンとした瞬間も多かった」と述べた。
さらに「一番記憶に残っているのは結婚式。何度も目痛くなり、コンタクトレンズを外して撮影していた。しかし、サンジさんのウェディングドレス姿を見て、すぐにトイレに駆け込んでレンズをつけた。もともとキレイな方だが、その日は本当にとても美しかった。なぜ結婚式をするのか分かった(笑)」と付け加えた。
長かった撮影を終えたヤン・ビョンヨルは、久しぶりに休息を楽しんでいるという。視聴者たちを魅了した前作の週末ドラマ「紳士とお嬢さん」の撮影が終わる前に、「ウラチャチャ私の人生」の主演を担い、この1年間は休まず走ってきた。
彼は「2月の1カ月間は、2つのドラマの撮影が重なったりもした」とし、「俳優はキャスティングされなければ事実上ニートだが、ずっと仕事ができて本当に運がよかった」と述べた。
高校3年の時に俳優の道を歩み始めた彼は、三浪の末、漢陽(ハニャン)大学の演劇映画科に入学。「大学合格の知らせに飛びあがって喜ぶ父親を見て、僕の人生は僕だけのものではないということに気付いた。僕の両親は僕が自分のことだけを考えられるように育ててくれた。それがどれだけ大きな愛なのか、とうてい想像もできなかった。当然だと思っていた。今まで僕を支えてくださった両親のために成功したい」と明かした。
彼は「作品活動でお金を稼ぎ、両親に金銭的な面で親孝行できることが一番幸せだ」と笑った。
2016年にドラマデビューしたヤン・ビョンヨルは、さまざまな作品に出演し、多彩なキャラクターを消化してきた。
彼に今後の活動計画を尋ねると、このような答えが返ってきた。
「僕は瞬発力がない。自ら『僕はウサギでなく亀』といつも言っている。芸術系の職業なので周りに本当に優れた人が多い。ルックスが完ぺきだったり、暗記力が優れていたり。俳優の道は個人の努力も本当に大切だが、運による部分も大きいと思う。ゆっくりと、いつも前に進んでいくことが目標」

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