映画『自白』に出演のソ・ジソブ、「初のスリラーは面白くて快感があった」

2022年10月20日

「初めてスリラーをやってみたら、キャラクターが明確で、伝えようとするメッセージもはっきりしていた。面白くて、快感もあった」
俳優ソ・ジソブが映画『自白 (原題:자백)』で、スクリーンに帰ってきた。これまで、悪役より善良な役柄に比重を置いてきた彼にとって、スリラーものは今回が初めての挑戦となった。
19日、ソウル・三清 (サムチョン)洞のカフェで会ったソ・ジソブは「僕が (スリラーものの)選択を遅らせていた部分もあるが、僕にこのような台本は回ってこなかった」とし「ドラマも映画もほとんど、良い役だけをもらっていた」と明るく笑った。
スリラーものは、どんでん返しが続くという特性上、俳優の複雑な感情演技が、作品の没入度はもちろん、興行を分ける要素になる。
そのような面で、言論試写会で披露された彼の演技は、賞賛を受けるに値するものだった。相手役として出演した女優キム・ユンジンやナナとの呼吸も作品の没入度を高めた。
『自白』は、有望な実業家“ユ・ミノ” (ソ・ジソブ)が、ホテルの部屋で起こった殺人事件の容疑者として浮上し、巻き起こる物語を描く。勝率100%の弁護士“ヤン・シネ” (キム・ユンジン)と別荘で会い、無罪を主張するためのアリバイ作りをする。そして作品はどんでん返しと結末を迎える。
スペイン映画が原作だが、大きな枠組みを除いては、内容も結末も異なる。観客は最後まで俳優陣の演技に神経をとがらせざるを得ない。
『自白』では、繰り返し2つの空間が背景として出てくる。ユ・ミノが殺人の容疑者として追い込まれるホテルの部屋、アリバイを作り出す森の中の別荘がそうだ。
「閉じ込められた空間での撮影が多かった。ホテルもそうだし、別荘もそう。台本を見ながら不必要なものは、たくさん取り除いた。また (ユン・ジョンソク)監督に会って、改めて台本の整理をし、リハーサルもたくさん行った。結果的に“エキス”のみの撮影で済んだし、俳優陣もむしろ (密室が)、集中するのに役立った」
相手役となった先輩キム・ユンジンや後輩ナナと作業した感想を聞くと、彼は「びっくりした」という言葉を使って答えた。
「キム・ユンジンさんは、本当に一生懸命される方。いまだにびっくりしているのが、台本を丸ごと覚えてこられたこと。本当に衝撃を受けた。最初から最後まで、頭の中に全部あり、僕が“中途半端な準備をしたら、完全に押される”と思った。いい刺激を受けた。ナナさんは、演技の時に目を見たら、吸い込まれそうになった。慌てず演技をしていたのには、びっくりした」
『自白』は、撮影終了から公開まで2年という時間がかかった。コロナがゆえだ。
「早く大きな画面で見たかった」という彼は、「映画界が厳しい状況にある中、公開されるだけでとてもうれしい。少しでも余裕がある方々には、『自白』でなくても、韓国映画をたくさん見てほしい」と呼びかけた。
2020年に電撃結婚のニュースを伝えたソ・ジソブ。俳優として作品に取り組む態度を語る彼の言葉からは、さらなる成熟さがにじみ出ていた。すらりとしたイケメン俳優というタイトルを越え、今は映画界全体を眺める貫録の映画人になったようだった。
「僕の仕事がうまくいったり、人気が出たりするよりも、一緒に仕事したスタッフや、俳優らが成功したりするほうがうれしくなる。もちろん僕の仕事がうまくいけばうれしいが、それのために仕事をするのは違うと思う」

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