キム・レウォン主演のサウンドテロアクション映画『デジベル』…湯が沸くやかんの音に時限爆弾が…
2022年11月08日

騒音が巨大な爆発をもたらす。湯が沸くやかん、窓を開ける音、公園の子どもの笑い声などの生活音から、サッカー場の歓声、水遊びの音、すべてが生命を脅かす時限爆弾の起爆剤となりうる。
映画『デジベル(原題:데시벨)』は、騒音反応爆弾という独特な素材にした“サウンドテロアクション”映画だ。
テロのターゲットとなった元海軍副艦長(キム・レウォン)は理由も分からないまま近づくテロを防ぐため、都心の真ん中を疾走する。騒音反応爆弾の設計者であるメンサ(Mensa)出身の海軍大尉(イ・ジョンソク)は元副艦長をあざ笑うかのように次のテロを予告し実行に移す。背景さえ分からない2人の対決は終わりのない終着駅に向かって進む。
周辺の騒音により一定以上のデジベル(dB、音の強さを示す単位)が上がれば、時限爆弾の残りの時間が半分に減ったり、すぐに爆発してしまったりするという映画的想像力は、斬新さに緊張感を倍増させる。
コツコツと過ぎていく時間は焦燥感を誘発し、避けたかった“ゼロタイム”に結局爆発してしまう爆弾は恐ろしさを抱かせたりもする。
映画は素材を超えアクションにとても力を入れた。主人公として前面に乗り出したキム・レウォンは、自らハンドルを握って“カーチェイス”に臨み、高層から飛び降りるシーンや格闘シーンまでもこなした。
キム・レウォンは7日、試写会に続いて開かれた記者懇談会で「危険なシーンや事故ジーンは、CGやスタントの方がやるとのことで監督と話をしたが、現場では映画の完成度のため最善の選択をせざるをえない。そのように欲を出してみたら、結局僕が全部やることになった」と振り返った。
コミカルな演技で名を広めたチョン・サンフンは劇中、“スクープ記者”役を務め、キム・レウォンと共にカーチェイスなどのさまざまなアクションをこなした。
今回の作品を通じてスクリーンデビューしたチャウヌ(ASTRO)にも注目すべきだ。彼は潜水艦の船内で、映画初挑戦とは思えないような感情演技を披露する。
チャウヌに、初の映画、初の試写会に参加した感想を問うと、「わくわくと緊張が同時にくる」としながら、「(試写会を)楽しく見られた気がするし、悲しくて何度も泣いたりもしたが、今この瞬間自体が意味深い」と明るく笑った。
作品の演出を務めたファン・インホ監督は豪華な出演陣とともに新しい映画を披露することになったことに満足感を示した。
ファン監督は「本当に幻想的な(キャスティングの)ラインナップ。俳優一個人でひとつの映画を担ってもいい方々」とし、「長い間、映画を撮れなかったが、このために映画を撮ったと思う。夢のようだった」と述べた。
