映画『クリスマスキャロル』のキム・ソンス監督、「見どころはキャラクター」
2022年11月10日

「この映画の最も重要なミザンセーヌ (作品の見どころ)は、キャラクター」
来月公開される新作映画『クリスマスキャロル (原題:크리스마스 캐럴)』のキム・ソンス監督は9日、ロッテシネマ建大入口 (コンデイプグ)店で開かれた制作報告会で映画の登場人物を、作品の特徴として挙げた。
彼は、キャラクターの感情の変化、その感情がぶつかり合いながら出てくる緊張感について言及し、「映画を楽しむためのポイント」だと強調。
『クリスマスキャロル』は、双子の弟“ウォル”が死体で発見され、その復讐のために兄“イル”が自ら少年院に入り、残酷な殴り合いを繰り広げる物語を盛り込んだ。チュ・ウォンギュ作家の同名長編小説が原作となっている。
キム監督は、少年院内での極端ないがみ合いと衝突がもたらした緊張を、完全に役に入り込んだ俳優の演技で溶かし出したと説明。作品はアクションスリラーを標榜するが、監督はその中にも「ヒューマンドラマ」を込めたかったとも語った。
キム監督は、「この映画は、見方によって復讐劇にもなるし、スリラーにもなる」としながら「私はこの映画をヒューマンドラマだと思いながら作った。最も人間的な痛み、人間的な悲劇について語りたかった」と話した。
双子の兄弟“ウォル”と“イル”は、GOT7のメンバーで俳優のパク・ジニョンが演じた。優しい弟と復讐に燃える兄という、相反するキャラクターを1人で担うプレッシャーはあったはずだ。
パク・ジニョンは「2人の人物をどのように表現するかプレッシャーもあったが、実際はそのプレッシャーを感じる余裕さえなかった」とし「弟役の撮影を先に行って、兄役の撮影をあとでやれるように監督が配慮してくださった」と述べ、今年初めに行われた4カ月間の撮影過程を振り返った。
ドラマと映画を行き来しながら、巧みな演技を見せてきたキム・ヨンミンは、最初から最後まで善良な刑務官役を担った。復讐のために少年院に入ってきたイルを理解し、包み込みながら作品の展開をリードしていく。
この作品で注目すべきもう一人の俳優は、「少年院のリーダー」であり、「最悪のビラン」役を担ったソン・ゴニだ。制作報告会で公開された作品のスチール写真の中のソン・ゴニは、目つきだけで様々な感情を伝え、強い印象を残す。
彼は、「台本を読んで不思議な気分になった。妙に腹が立ちながらも物語の残像が残り、世の中に (この作品が)どのように出てくるのか気になった」とし「体重を落とそうとしたし、何より (劇中のキャラクター)“チャウォン”のような生活をしようと努力した」と語った。
映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』で刑事に扮した俳優ホ・ドンウォンは、少年院の最高権力者であり、王のように君臨するもう一人の刑務官を演じた。
ホ・ドンウォンは「弱者が存在する場所に、悪人は必要ないのではと思ったが、私に与えられた役割が魅力的だった」と述べ、出演することになった経緯を明かした。
