ヨ・ジング&チョ・イヒョンのリメイクで蘇った映画『リメンバー・ミー』…90年代のレトロな感性で時間旅行

2022年11月11日

現在と過去、異なる時間帯に生きる男女が無線機で交信する切ないロマンス映画『リメンバー・ミー』(2000)が初々しい青春ものに生まれ変わった。
今月16日に韓国で公開されるヨ・ジングとチョ・イヒョン主演の『リメンバー・ミー (原題:동감)』は、キム・ハヌルとユ・ジテが男女主人公を務めた同名の映画をリメイクした作品として充実に原作の描写に従う。
1999年を生きる男子大学生ヨン (ヨ・ジング)と2022年を生きる女子大生ムニ (チョ・イヒョン)が偶然無線機を通じて交流することになる物語で、ムニはヨンの片思いを応援しながら相談に乗ってあげる。
原作と目立つ違いは過去と現在に住む主人公の性別が変わったということだ。
原作では過去の1977年に女子大生のソウン (キム・ハヌル)が、現在の2000年にはジイン (ユ・ジテ)が生きていた。
リメイクされた映画は、ヨンと彼が片思いする新入生のハンソル (キム・ヘユン)のロマンスに重きを置いて扱いながら、90年代末のキャンパスロマンを呼び起こすことに集中する。
色とりどりのファッションや有線イヤホン、プリクラ、公衆電話、自転車などレトロな感じが色濃く漂うアイテムや、「パンガパンガ (会えてうれしい)」や「ハイル (こんにちは)」などの流行語はその時代に青春を送った観客たちに郷愁を呼び起こす。
さらに、デート中に寄宿舎の門限時間に間に合わせるため全力疾走をしたり、公衆電話のブースの角に連絡が取れない友だちに伝えるメッセージを書くことは心をくすぐるときめきを伝える。
過去と現在を生きるヨンとムニの交流から生まれるエピソードは穏やかな笑いを与える。
「ホル? (はあ?)」や「イブルキック (布団キック、過去のことを思い出して恥ずかしくなること)」など最近の言葉が聞き取れないヨンや、映画『シュリ』(1999)をAppleの音声認識サービス「Siri」で聞いて反応するムニのスマートフォンなどが全般的に落ち着いた作品の雰囲気を引き上げる。
映画は演技力がしっかりしたヨ・ジングとキム・ヘユンをはじめ、チョ・イヒョン、ナ・イヌ、ペ・インヒョクなど最近の大衆たちに愛される青春スター軍団が出演するキャンパスものという点で喜びを買う。
キム・ヘユンは“初恋”のイメージに合わせて愛らしさを漂わせ、作品に活気を吹き込み、ヨ・ジングは初恋に熱病を患うように夢中になりながらも、進路問題に悩む若者の現実的な姿を表現しのけた。
ただ、114分のランニンタイムの間、青春を美しくだけ描写した雰囲気が続くため、ある瞬間から多少退屈になる。
過去と現在で区分された2つの時空間も、純粋で優しい人物たちが恥ずかし気に恋愛の感情を育てる姿が似たように展開されながら単調に感じられる。
無線機で現在と過去を生きる男女が交信するという設定は原作を公開した当時には時間旅行をする韓国のファンタジーロマンスが珍しかったため、観客にも新鮮にアプローチしたが、その間、多彩な設定のタイムスリップ映画に慣れている観客に感動を伝えるには力が足りないようだ。
映画『リメンバー・ミー』は16日に韓国で公開される。

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