映画『誕生』に主演をした俳優ユン・シユン、「僕だけのキム・デゴン神父をお見せしようと努力した」

2022年12月09日

最近公開した映画『誕生 (原題:탄생)』は韓国人初の司祭キム・デゴン (金大建)の一代記を扱う。
特に彼の生涯のなかでこれまで知られていなかった青年キム・デゴンとしての人生に焦点を当てる。
彼は西洋学を“邪学”と排斥していたとき、辛うじてマカオに留学し、外国語などの新聞物を学んで帰ってきた。映画は信仰を超えて挑戦の近代を開こうとしていた人物として、キム・デゴン神父を描く。
『誕生』で主演を務めたユン・シユンは8日、キム・デゴンについて「新しい時代を開いていた開拓者のようだ」と評価した。
同日、ソウル・鍾路 (チョンノ)区 三清 (サムチョン)洞のあるカフェで会った彼は、「青年キム・デゴンが僕と似た点があるのではないかと思った」とし「僕だけのキム・デゴンを表現しようと努力した」と振り返った。
そして「宗教家として偉大な人物を表現しようとしたなら、僕が演技をしてはいけなかった。また成人だと表現される人物を漠然と神聖的にのみアプローチしたときは観客たちからそっぽを向かれると思った。僕自身を多く隠す代わりに、青年キム・デゴンという人物をたくさん見せようとした」と明かした。
作品ではユン・シユンが外国語を学んだり会話する場面が頻繁に登場する。彼が難しいことで有名な“ラテン語”を駆使するシーンも少なくない。
彼は「韓国語と外国語の演技の比重がほとんど半々だったと思う。昔の言語であるうえに、意味が分からない場合が多かった。撮影前に1カ月間、毎朝7時に起きてフランス語を2時間と中国語を1時間など、1日に5、6時間ほどを外国語の勉強に費やした」と付け加えた。
ユン・シユンは外国語を駆使してた場面が極めて「本当のようだった」という評価に、「フランス語の発音の中には舌を噛む発音が多い」としながら、「毎朝舌を噛みながら練習をしてみると、ある日朝ごはんを食べるとき、とても痛かった。舌が荒れて食事ができなかったりもした」と笑った。
作品の後半部のクライマックスには、キム・デゴン神父の殉教場面が描かれる。刀を振るう無法者に囲まれ斬首されるキム・デゴン神父を演じる過程で、俳優として感情が激しくならざるをえない部分だ。
ユン・シユンはその殉教場面を特別な瞬間として記憶していた。
彼は「ものすごく緊張した。母に電話して (撮影現場に)来てほしいといった。ソウルにいた母が忠清道 (チュンチョンド)まで来て、30分間家族たちと手をつなぎ祈りを捧げた」と明かした。
『誕生』には“国民的俳優”アン・ソンギが首席訳官役を務め共演した。最近、がん闘病の事実が知られたアン・ソンギは、本格的な闘病に先立ち同僚俳優たちとこの作品を撮影した。
ユン・シユンは先輩俳優のアン・ソンギに「僕にとっては英雄のような方」と述べた。
そして「今回の映画で一生懸命演じた理由は、(アン・ソンギ)先輩がご覧になるだろうから、恥ずかしい思いをしたくなくて頑張った。先生は僕が人生で俳優として生きていく上でロールモデル。先生のように信頼される俳優、善良な俳優になるのが僕の夢」と語った。

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