歌手イム・ヨンウン、トロット界で初の高尺ドーム公演を開催…「こんなに愛されてもいいのか」

2022年12月12日

「歌手は、自分の楽曲がうまくいく時に、最も大きな幸福感を覚えエネルギーを得るように思う。こんなに大きな愛をもらってもいいのだろうかと思った」
歌手イム・ヨンウンは10日午後、ソウル・高尺(コチョク)スカイドームで開かれた全国ツアー「IM HERO」のアンコール公演で、1stアルバムのタイトル曲「If We Ever Meet Again」のステージを控えこのように述べた。
イム・ヨンウンは今年、タイトル曲がヒットしたこと以上に、“HERO(韓国語でヨンウン)”という自身の名前や公演名にふさわしい、デビュー以来最高の1年を送った。
彼は、今年5月にリリースした1stアルバムでミリオンセラーを達成。HANTEOチャートの初週販売量基準でソロ歌手の歴代最高記録を打ち立てた。その後、行った全国ツアーは連日ソールドアウト、テレビの音楽番組では、人気アイドルグループを抑え1位となった。
イム・ヨンウンは、このような成果に支えられ、年末の音楽授賞式「2022 MMA」で、大賞となる「今年のアーティスト」を含む、5冠を達成した。
彼は、2万席規模の会場を埋め尽くしたファンを見つめながら、「待ち望んでいた高尺(スカイ)ドームで、皆さんと共に時間を過ごしている」とし、「このすべてを可能にしてくださった“英雄時代(イム・ヨンウンのファン)”の皆さんに心から感謝申し上げる」と述べた。
また「今日は高尺(コチョク)で二行詩(あいうえお作文)を準備してきた」とし「ありがたくて(“コ”マプコ”またありがたいこの気持ち、見なくても(“チョク”ハミョン)分かってくださるでしょう?皆さん、愛しています」とファンたちに感謝の意を表した。
寒い天気にもかかわらず、公演会場の周辺は、多くファンでにぎわっていた。イム・ヨンウンを象徴する青色のTシャツを着てきたファンたちは三々五々に集まり、イム・ヨンウンのプラカードの前で写真を撮るなど、思い思いの時間を過ごした。
チケットを持っていないファンたちは、公演会場付近に集まって座り、イム・ヨンウンのステージ映像を携帯電話で鑑賞していた。
舞台が暗くなり、公演開始60秒前のカウントダウンが始まると、場内は歓声でいっぱいになった。舞台のLEDが左右に開き、ライブバンドの演奏に合わせてイム・ヨンウンが新曲「LONDON BOY」を歌いながら登場すると、歓声は静まった。観客たちはイム・ヨンウンの表情や身振り、音程一つひとつに集中していた。
楽曲「LONDON BOY」でイム・ヨンウンは、イギリス近衛兵の衣装を着たダンサーと息を合わせ、無駄のないスマートなボーカルで、爽やかな高音を披露した。
彼は、「今回のアンコールコンサートは、完全に新しい公演」だとし「オープニングも『LONDON BOY』をお届けしたが、どうだっただろうか。しかし、驚くにはまだ早い。新しく準備したことがたくさんあるので期待してほしい」と呼びかけた。
イム・ヨンウンをスターダムにのし上げたのは2020年のトロット競演番組だが、この日彼が歌った音楽は、トロットジャンルだけにとどまらなかった。バラード「If We Ever Meet Again」をはじめ、軽快なポップ「LONDON BOY」、年末を彩るキャロルメドレーまで、様々な音楽を届けた。
イム・ヨンウンが、「皆さんの近くまで会いに行く」とT字型のセンターステージの前に歩いて出てくると歓声はよりいっそう激しくなった。彼は左右を見回して、ファン一人ひとりと目を合わせて手を振り、「上の客席にいる方もよく見えるか?」と、2階・3階席の観客にも気を配った。
彼は昨年10月にリリースしたヒット曲「Love Always Runs Away」のバンドバージョンを披露したりもした。
イム・ヨンウンはこの楽曲について、「発売してから1年が過ぎているにもかかわらず、まだ(音源)チャートにいるのはありえるのか?」とし「一昔前は可能だったが、最近は、流行があまりにも早く変わるし、ステキなアーティストも多いので、ありえないと思う。一体、全国に英雄時代は何人いるのか」と笑った。
すると客席から、「(英雄時代は)無限大」という声が上がったりもした。
イム・ヨンウンは同日、「Rainbow」といったアップテンポなナンバーのステージで、隠されていたダンスの実力を披露。また、サブキャラの“イム・ヨングァン”としてガールズグループIVEの楽曲「After LIKE」のカバーステージを飾り、拍手を浴びた。
彼はまた「Elevator」や「Fill it up」、「Love Station」などのトロット曲も熱唱。アンコール曲「My Starry Love」や「A Psalm of Life」まで20曲以上を、安定した歌唱力で届けた。
公演会場には、今年の大学修学試験を終えて訪れた10代の学生から白髪の100歳のおばあさんまで、さまざまな年齢層のファンが詰めかけた。
イム・ヨンウンは「8歳から100歳のお年寄りまでいるとても不思議な公演会場」、「この瞬間だけは誇りに思う」と述べた。
同日、公演会場を訪れたあるファンは「イム・ヨンウンの歌声は心から出ていて、聴く者の心臓を突く」とし「最初の音だけで雰囲気をつかむ。ステキな歌声で、皆が歌詞に共感する」と話した。

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