俳優チュ・ジフンの主演映画『ジェントルマン』、28日に韓国で公開…「周りにいるおじさんのように見せたかった」

2022年12月26日

今月28日に韓国で公開される映画『ジェントルマン(原題:젠틀맨)』は、俳優チュ・ジフンのための映画だと言っても過言ではない。事件解決率100%を誇る探偵事務所の社長“チ・ヒョンス”役を務めた彼は、特有のコミカルな演技で観客を魅了する。スラリとしたスタイルが際立つスーツ姿はおまけだ。
最近、ソウル・鍾路(チョンノ)区昭格(ソギョク)洞のあるカフェで会った彼は、「ストーリーの力を感じ、出演を決心した」と、2018年公開の映画『暗数殺人』以来、4年ぶりとなるスクリーン主演作に『ジェントルマン』を選んだ理由を明らかにした。
彼は「伝えたいことは重く見えるのに、とてもウィットに富んだ解き明かしをしていた。また、力のない人々が巨大な権力に打ち勝つ話は、ややもすると粗末に見えるかもしれない。『それがあり得るのか?』という部分を劇的に見せるよう、監督が仕掛けを撒いていてくれていたと感じた。2度のどんでん返しも、簡単に読めてしまう点が魅力的だと思った」と付け加えた。
キム・ギョンウォン監督は、シナリオ執筆段階からチュ・ジフンを主人公として念頭に置いたと明かしたりもした。チュ・ジフンは「台本を読んだ時、ストーリーを展開していく方法や語彙、雰囲気が、僕を念頭に置いて書かれているような感じがした」としながら、「監督が、バラエティ番組での僕の姿を、たくさんご覧になったのだなと思った」と述べた。
『ジェントルマン』は探偵事務所の社長チ・ヒョンスが依頼された事件を解決しようとする過程で、拉致事件の容疑者となり巻き起こる物語を描いた。劇中チ・ヒョンスは、危機が迫るたび、機転を利かせながら、解決し、事件の真相に近づいていく。
車の転覆事故以来、自分を検事と勘違いする人々に釈明するのではなく、余裕あふれるほほ笑みを見せる。また状況に応じて、愛犬愛になりすまし、純情無垢な表情で、「買わないでください。養子に迎えてください」と言ったり、相手のそばで耳打ちする“美男子”になったりもする。
チュ・ジフンは「ヒョンスをはじめとする登場人物が、不可能に見えることを解決していくところが、ファンタジー的な快感を与える作品。そのため、人物たちの足が地についていなければならないと思った」とし、「周りにいるおじさんや、親戚の人のように身近にいる感じのキャラクターである必要があった」と説明した。
そして「ほとんどメイクをせず撮影した。たまに日焼け止めだけを塗ったり、目の下のクマだけを隠したりした。結局、観客は自分が感銘を受けたシーンの中の俳優の顔を覚えている。たとえずぶ濡れになっていても、観客はハンサムだ、ブサイクだとかは判断しない。ブサイクだという言葉が出るということは、映画が感動と面白さを与えられなかったという意味だと思う。だから僕は、外見に気を遣うのは、キャラクターに合わせる程度にした」と語った。
『ジェントルマン』の脇役をしっかりと果たした子犬ウイングとの撮影裏話も明かした。劇中、消えた依頼人の愛犬として登場するウイングは、ヒョンスと一緒に歩き回りながらキュートさを発散する。
チュ・ジフンはウイングが自分の顔を舐め回すシーンについて、「液体のおやつを顔に塗って撮影した。僕は、犬アレルギーなので、ウイングが顔をなめると赤い発疹が出た」と笑った。
チュ・ジフンは年末の『ジェントルマン』の公開を皮切りに、映画『サイレンス(原題:사일런스)』や『拉致(原題:피랍)』、バラエティ番組のレギュラー出演など、来年も忙しい1年を送る。
彼は「仕事をするのが楽しい。演技をするのも面白い。最近は本当に同僚に対して感謝している。前までは、俳優が最善を尽くせば不可能も可能にできると思っていたが、今は監督をはじめ、撮影、照明、美術チームがいなければ決して具現されないということを知った。一緒に物語を作っていく過程が僕はとても好きだ」と述べた。

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