映画『スイッチ』主演の俳優クォン・サンウ、「かっこいい役は独身の時に全部やった。笑わせるのが楽しい」
2022年12月28日

映画『探偵』シリーズ、『ヒットマン エージェント:ジュン』に、様々なドラマまで。最近、俳優のクォン・サンウの活動に欠かせないキーワードは“コミカル”だ。
スクリーンとお茶の間を行き来しながら親しみの湧くイメージで大衆と会っている彼は、公開を控えた映画『スイッチ(原題:스위치)』で、一夜にしてトップスターからマネージャーに人生が入れ替わる“パク・ガン”役を務め、愉快な笑いを届ける。
27日、ソウル・鍾路(チョンノ)区三清(サムチョン)洞のあるカフェで会ったクォン・サンウは、「台本がとても面白かった。この役を僕以上にうまくやれる人がいるのかと考えた時、正直言って自信があった」と述べた。
そして「コメディは、僕がうまくやれるジャンルだと思う。人々を笑わせることがとても楽しかったりもする。あまりにもコミカルな姿ばかりを見せているのではないかという懸念もあるが、カッコいい役は、独身時代に全部やった。どんな役でも構わない。いつでも違う姿をお見せできるという自信がある」と付け加えた。
クォン・サンウが演じたパク・ガンは、華やかなシングルライフを楽しむ傍若無人な俳優で、芸能界きってのスキャンダルメーカーだ。表向きはトップ俳優だが、人知れず不安と寂しさによる不眠症に苦しむ人物だ。
クォン・サンウは「パク・ガンのような後輩がいたとするなら、忠告をするというより見ないフリをする」と笑いながら、「かわいそうで寂しい人」と話した。
さらに「他の人から見れば、僕も有名な俳優で、足りないものなどないように見えるかもしれないが、家族と離れて暮らしているので、1人でいる時間が多い。パク・ガンもそうだと思う。華やかな人生を送るトップスターだが、その中に虚無感がある。台本を読みながら『あの人は寂しいからだ』と感じた。表現の仕方は違うが、みんな寂しく、わびしい部分はあると思う。憎らしいとは思わなかった。十分に共感しながら演じた」と述べた。
デビュー3年目となる2003年、映画『同い年の家庭教師』や『マルチュク青春通り』などで全盛期を謳歌した彼は、劇中トップスターの人生を再現した方法について、「面白さを出すために誇張した部分もあるが、まったく違うわけではない」とし「僕も誰かにとってはそう見えたかもしれない」と率直に語った。
自分しか知らなかったパク・ガンは、クリスマスイブの夜、怪しいタクシーに乗りこみ、初恋の“スヒョン”(イ・ミンジョン)の夫であり2人の子どもの父親という新しい人生を送ることになる。
クォン・サンウは「初めて亡くなった父について考えさせられた映画」とし「試写会時は涙を流しながら見た」と述べた。
実際に2人の子どもの父親である彼は、「僕の子どもたちにも見せたい。父親が自分たちをどう思っているのかよく伝えられると思う」とし、「(子どもたちは)人生の原動力でありビタミン」だと、家族に対する愛を表した。
クォン・サンウは来年デビュー23年目を迎える。
“中堅俳優”となった彼は「時間が流れるのが本当に早く感じる」とし「いつかはオファーが来なくなるだろうと思うと、新人の時よりも作品に対する情熱や欲が大きくなった」と述べた。
さらに「これから何を探すべきなのかと考えると、残されたものは作品しかないように思う。一番幸せな瞬間はいつなのかと考えると、(撮影)現場の椅子に座って次のシーンを準備している時だ。今は、多くの方に見られる作品を撮るのが最高の目標」だと語った。
『スイッチ』は来月4日に韓国で公開される。新年一発目に公開される韓国映画だ。
クォン・サンウは「僕にとってはプレゼントのような作品」、「楽しく幸せな家族映画だ。年初から“ハッピーウイルス”を広めることができたらと思う」という願いを明かした。
