映画『キーリング・ロマンス』主演の女優イ・ハニ、「これまでなかったミザンセーヌと演技」

2023年03月27日

「これまで世の中になかったミザンセーヌ(演出)と演技がある映画ができた」
女優イ・ハニが、自身の主演した映画『キーリング・ロマンス(原題:킬링 로맨스)』について、こう語った。
彼女は最近、ロッテシネマ・建大入口(コンデイック)で開かれた制作報告会で、「韓国映画としてこのような映画が世に存在してほしいという思いで出演を決めた」とし、「どんでん返しに継ぐどんでん返しがある」と述べた。
来月公開を控えた『キーリング・ロマンス』は、引退したトップスターの“ヨレ”(イ・ハニ)が、島国の財閥で夫の“ジョナサン”(イ・ソンギュン)から逃げるため奮闘する物語だ。ヨレのファン、“ボム”(コンミョン)と“ヨンチャン”(ペ・ユラム)がカムバック作戦を手伝う。
『男子取扱説明書』(2012)で個性を見せたイ・ウォンソク監督が演出を務めた。彼は「台本の中のテーマがとても気に入った」と、メガホンを取ったきっかけを明かした。
「生きているのに、どこかに閉じ込められて停滞している。自分のそばにいる存在から勇気を得て、自ら人生を変化させるというのがテーマだった。そこに惹かれてこの映画をやることになった」
イ・ハニは「私も女優としてヨレの苦悩に共感できて、不憫に思うこともあった」としながら、「逃避結婚を選んだヨレが、初めて自分の意志通りにやりたいことをやっていきながら、成長する姿を見ることができる」と説明した。
『キーリング・ロマンス』で目を引く部分の中のひとつは、イ・ソンギュンの破格的な変身だ。映画『パラサイト 半地下の家族』(2019)や『キングメーカー 大統領を作った男』(2021)、数多くのドラマなど、重みのある作品で大衆と会ってきた彼は、今回の作品を通じてコミカルな姿を余すところなく見せる。
歯磨き粉の広告を見て、ジョナサン役にイ・ソンギュンを思い浮かべたというイ監督は、「イ・ソンギュンは僕が知っている面白い役者のうち、5本の指に入る」としながら、「中に隠されている姿を見せてほしくてキャスティングをオファーした」と述べた。
イ・ソンギュンは自身の役柄を「狂気と執着のアイコンであり、ナルシシズムの最高峰」と紹介しながら、「こんなふうに誇張された役柄は、初めてだったが、とても楽しかった」と述べた。
「今まで見たことのないジャンルだと思う。これまでの公式を打ち砕くプロットが見どころ。どんな現場よりもたくさん笑って撮影したが、その幸福感が観客の方々にもうまく伝わればという期待を持っている」
ヨレのファンクラブ3期出身のヨンチャン役を務めるペ・ユラムは、「全ての人にこの映画を見てほしい。何度見ても初めて見る感じで見たい」としながら、「“N次観覧”が絶対あると思う」と述べた。
映画には、ダンサーのモニカが振付師として登場する。イ監督は「親交があり何も考えずにオファーしたが、自分に対する哲学、人に接する態度は本当に尊敬するに値するものだった」と振り返った。
続けて「何か、少し違うものが見たかったり、違う経験をしたりしたい方、トレンドに敏感な方は、必ず劇場で見てほしい」と述べた。

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